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令和 2年第1回定例会(第3号 3月 4日)

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  1. 串間市議会 2020-03-04
    令和 2年第1回定例会(第3号 3月 4日)


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    令和 2年第1回定例会(第3号 3月 4日)                          令和2年3月4日(水曜日)午前10時開会 第 1  市政総体に対する一般質問 〇本日の会議に付した事件   1.市政総体に対する一般質問 〇出席議員(15名)      1番  堀     透 君      2番  野 辺 俊 郎 君      3番  内 藤 圭 亮 君      5番  菊 永 宏 親 君      6番  福 留 成 人 君      7番  川 ア 千 穂 君      8番  今 江   猛 君      9番  瀬 尾 俊 郎 君     10番  山 口 直 嗣 君     11番  岩 下 幸 良 君     12番  門 田 国 光 君     13番  福 添 忠 義 君     14番  児 玉 征 威 君     15番  坂 中 喜 博 君     16番  中 村 利 春 君 〇欠席議員(0名)      な し
    〇説明のため出席した者の職氏名  市長          島 田 俊 光 君  副市長        串 間 俊 也 君  教育長         吉 松 俊 彦 君  監査委員       吉 本 之 俊 君  消防長         隈 江 康 弘 君  会計管理者兼会計課長 前 原 栄 子 君  総合政策課長      江 藤 功 次 君  財務課長       内山田 修 二 君  総務課長        塔 尾 勝 美 君  税務課長       川 ア 信 子 君  危機管理課長      黒 原 幸 一 君  市民生活課長     遠 山 隆 幸 君  福祉事務所長      野 辺 幸 治 君  医療介護課長     吉 田 寿 敏 君  農業振興課長      武 田 英 裕 君  農地水産林政課長   吉 国 保 信 君  商工観光スポーツランド推進課長        都市建設課長     矢 野   清 君              高 橋 一 哉 君  東九州道・中心市街地対策課長         上下水道課長     酒 井 宏 幸 君              津 曲 浩 二 君  学校政策課長      増 田   仁 君  生涯学習課長     吉 田 勇 人 君  市民病院事務長     谷 口 勇 人 君  監査委員事務局長   平 尾 伸 之 君 〇議会事務局職員出席者  局長          野 辺 一 紀 君  次長         森   浩 二 君  庶務係長        河 野 伸 廣 君  主査書記       甲 斐 めぐみ 君  書記          横 山 祐 樹 君                               (午前10時00分開議) ○議長(中村利春君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は15名であります。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第3号によって進めることにいたします。  直ちに日程に入ります。 ──────────────────────────────────────────── ◎日程第1 市政総体に対する一般質問 ○議長(中村利春君)  日程第1、きのうに引き続き一般質問を行います。  それでは、10番山口直嗣議員の発言を許します。10番山口直嗣議員。 ○10番(山口直嗣君)  (登壇)おはようございます。お疲れさまでございます。傍聴席の皆さん、本当にお疲れさまでございます。  通告しておりましたので、早速質問させていただきたいと思っております。  串間市に対する課題として、人口の動向があります。現在、2月1日でありますが、1万7,226名でありますが、市長はどう考えて対策を立てておられるのかお聞かせください。  我が郷土は、生産基盤、生活環境基盤など各種基盤整備の面で、他の自治体との格差が大きく、農産物価格の低迷など農林業、水産業を取り巻く環境の厳しさから、若者を中心とする人口の流出が続いており、少子高齢化が進行する中で、森林及び農用地の管理が行き届かず、荒廃が進み、深刻な問題となっておりますが、市長はどのような政策をもって臨んでいかれるのかお聞かせいただきたいと思います。  豊かな自然や森林を保有している水源涵養の国土保全等の重要な役割を果たしているものの、農林水産業においては厳しい経営状態が続いております。串間市の大きな目玉であります道の駅、いこいの里、都井岬の振興、高松オートキャンプ場バイオマス発電、小水力発電、風力発電等、再生エネルギーのまちとして現在の状況と今後の見通しをお聞かせいただきたいと思います。  どのような事業も失敗は許されないと思います。市民にわかりやすく御答弁をお願い申し上げます。  以上で、段上での質問を終わり、あとは質問席において質問させていただきたいと思います。(降壇) ○市長(島田俊光君)  (登壇)おはようございます。傍聴席の皆様方には大変御足労をいただきまして、心から感謝申し上げます。  また、昨日、熊本のほうでコロナウイルスが発生しております。防疫体制にはしっかりと取り組んでおりますけれども、傍聴席の皆様方におかれましても、自主防衛対策といいますか、コロナ対策に対しては防疫体制をしっかりとやっていただきたいと思います。  それでは、お答えいたしたいと思います。人口減少が年々拡大しているが、その対策をどう立てているのかというお尋ねでございます。  人口減少対策として、本市では、平成28年2月に総合戦略を策定し、人口減少や少子高齢化が急速に進む社会情勢においても、地域としての持続性を確保するため、本市の置かれている状況を把握し、本市独自の施策展開、個性を明確にすることにより、人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立を目指してまいりたいと考えております。  全国的に少子化が進行する中において、人口減少の進行を少しでも緩やかにすることで、一定規模の人口を保ち、本市が将来にわたって持続できるよう、今後も総合戦略に掲げる雇用の創出、産業の振興、福祉・医療の充実、人材育成等の施策の推進を国県の有利な補助事業を活用し、財源の確保に努め、図ってまいりたいと思っております。現在、職員でも高校生の定着に向けてそれぞれ研究をしているところでございます。  次に、まず、森林の荒廃につきましては、所有者不明の森林や管理されていない森林などが荒廃の要因となっている状況でございます。さらに、近年の広域的な伐採が進む中での再造林に対する意欲も影響していると感じております。これに対しましては、新たな森林経営管理体制の中で、森林所有者の意向調査を行い、経営管理に適さない森林については、市町村が管理することになり、再造林についても市の単独費を上乗せするなど適正な森林整備ができるよう努めてまいります。  次に、農用地の荒廃化に関しましては、担い手の育成とあわせ農地の集積による流動化を推進するとともに、土地生産性の高い作物の作付が可能となるよう国の事業を最大限活用しながら、基盤整備を推進し、受益者の負担を軽減することが最優先課題であると考えております。  引き続き、国県への働きかけを行いながら、財源の確保に努めるとともに、本市農業の発展が図られるよう鋭意努力をしていく考えでございます。  申しわけありませんでした。熊本ではなく大分県で発生をしております。このことについては、市民の皆様方にも喚起を促しておりますので、どうぞ御理解願いたいと思います。  以上で、あとの答弁は各課長にさせますので、よろしくお願いします。(降壇) ○総合政策課長(江藤功次君)  (登壇)お答えいたします。  再生可能エネルギーのまちとしての現状と今後の見通しについてでありますけれども、施設の現状といたしましては、まず、太陽光発電施設メガソーラーにつきましては、現在5カ所稼働しておりまして、新たに1カ所稼働予定となっております。  それから、バイオマス発電施設につきましては、平成30年5月から稼働をいたしております。  それから、小水力発電施設につきましては、平成30年9月から稼働しておりまして、本年10月には、風力発電施設が稼働予定となっております。  以上、申し上げましたように、再生可能エネルギー施設につきましては、民間事業者による事業経営が進められておりまして、自然が豊かであるという本市のPRの一翼を担っているものと考えております。  その中におきまして、市の事業といたしましては、市民の太陽光蓄電池普及に向けた補助を行っているほか、次年度には、小中学生のエネルギー施設を通した環境学習、エネルギーを通した域内経済循環の取り組みを進めるところでありまして、新エネルギーのまちとして、経済、社会、環境の三側面で推進していくところでございます。  以上でございます。(降壇) ○東九州道・中心市街地対策課長(津曲浩二君)  (登壇)お答えいたします。  道の駅整備の進捗状況につきましては、現在、敷地造成を施工中ですが、当初予定と比較しいますと、用地取得の手続に不測の日数を要したことや敷地内の地下埋設物の撤去等に期間を要していることから半年以上のおくれが生じており、令和2年度当初からは、施設建設に着手できない状況でございます。  建築工事の調整によるフォローアップも検討しましたが、建設する施設の施工順位、建築資材の施工ヤードの確保などさまざまな要件が重なり、全ての施設を単年度で完成することは期間的に不可能な状況でございます。  したがいまして、これらの制限があることから、建築の優先順位を検討し、国土交通省が整備する駐車場とトイレ・休憩施設をはじめ市が整備する情報館、飲食物販施設、駐車場等を先行整備し、令和3年春のプレオープンを目指したいと考えております。  残る市民交流施設イベント広場等の整備につきましては、令和3年以降へとスケジュールを組み立てているところでございます。  以上でございます。(降壇) ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  (登壇)お答えいたします。  串間温泉いこいの里、都井岬観光交流館高松キャンプ公園事業進捗状況と今後の見通しについてのお尋ねでございました。  まず、都井岬観光交流館につきましては、建築主体工事をはじめ外溝等附帯工事も予定どおり進んでおりますので、完成後、指定管理者による開館準備等を経て、4月1日から利用ができることといたしております。  また、地方創生の核であります本市の新たな観光施設となりますことから、オープニングイベントを4月11日に執り行うことで調整を進めているところでございます。  次に、串間温泉いこいの里につきましては、太陽光発電設置工事バイオマスボイラー設置工事機械室改修工事、支所機能移転にかかわる工事を完了しており、そのほか、トレーニング室空調設置工事コテージ改修工事等も予定どおり進んでおりますので、完成後、支所、公民館は4月1日から、温浴棟につきましては、指定管理者による開館準備を経て、4月4日にイベントの開催とあわせて再開することといたしております。  次に、高松キャンプ公園につきましては、管理棟の建築工事を3月中旬に、駐車場舗装工事を3月下旬に完了する予定となっております。残る芝生内のオートサイト、炊飯棟の整備につきましては、芝生部分への影響を最小限に抑えてほしいとの高松地区住民からの要望がございましたことから、慎重かつ丁寧な調整に努めた結果、スケジュールに変更が生じたところでございます。  今後も、地区住民の皆様との合意形成を図りながら、令和2年度中に計画全体の完成を予定しているところでございます。  今後、オープンの日程をはじめ各種の状況を的確に市民の皆様に周知してまいりますとともに、いずれの施設におきましても、指定管理者をはじめ地域住民、関係団体等としっかりと連携を図りながら、適切なサービスの提供と効率的かつ効果的な運営が実現できるよう努めてまいります。  以上でございます。(降壇)                 (発言する者あり) ○農地水産林政課長(吉国保信君)  (登壇)お答えいたします。  小水力発電につきましては、今年度当初、水路の2カ所が崩壊して、現在までとまっている、稼働していない状況でございましたが、工事も無事完了しまして、その後、米良電機産業株式会社のほうが通水検査を一度しましたところ、暗渠の部分に土砂の堆積が見られたということで、この部分については米良電機産業株式会社のほうが撤去工事を行いまして、現在、通水をしておりまして、稼働に向けたメンテナンスを行っている状況でございます。もう間もなく発電が始まるものと思っております。  以上でございます。(降壇) ○10番(山口直嗣君)  御答弁ありがとうございました。  では、これより質問席よりお聞きしていきたいと思っております。  まずは、私は、行政は市民を助けるんじゃなくて、手助けと解決法を導く仲介役として結果を出していくことが、行政の役目ではないかと、私は思うんですけども、行政とはどういう、何をということで聞きたいんですが、お聞かせいただきたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えしたいと思います。  行政の役割、市民を助けるべきじゃないかという趣旨の御質問であったかと思います。市職員は、地域住民の抱えるいろんな問題に真摯に対応しなければならないというふうに考えております。市として行使できるその中で、市として行使できる権限の範囲を超える案件につきましては、関係機関を紹介するなどとして、市民の抱える問題の解決につながるよう、真摯に耳を傾ける必要があるというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  それはあれでしょうけれども、私は行政とは法律とか条例とか、そういうものが外れても、やっぱり最後は行政が何とか導いて、何か結果を出すのが、私は行政だと思うんですよ。そこ辺はよろしくお願いしたいと思います。  そこで、私たちは質問する権利が侵されていると聞いておりますが、私は議員の質問は権利だと思います。そして答弁は行政の義務であると。ここ辺を市長はどう思われているかお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○市長(島田俊光君)  地方自治法第121条において、地方公共団体の長及び各執行機関の長は、議会の審議に必要な説明のため、議長から求められた場合には議場に出席しなければならないとなっております。守秘義務等も逸脱しない範囲でお答えする義務があるものと理解をいたしているところでございます。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  なぜ聞いたかというと、今まで答弁がとまると、議員が何か変なこつ質問すっかいやとすぐ言われて、議員のほうが物すごく不利な条件になるわけですね。これはやっぱり僕らは通告して、議長に通告して、そして行政に諮っていただいて答弁をいただく。それはもう市長が言うとおり答弁できないところはできないと、それはもうわかりますよ。でも、答弁できる限りの範囲内で、僕は答弁する義務はあると思うんですよ。  だから、よろしく、議員が悪いというんじゃなくて、皆、そういうことを考えながらやっていただきたいと思っております。  次に、きょう現在、我が串間市で、森林の誤伐や盗伐の現状は、話はないのか、それとも森林の環境は何の異変もなく、穏やかな循環型林業が行われておるのか、それとも境界の争いなんかないのか、市民からの苦情はないのかお聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  今年度の状況といたしましては、現在、伐採に関する相談を5件受けております。串間市の林業環境につきましては、近年、伐採の件数及び面積が増加している状況でありますので、再造林が急がれているという状況でございます。  また、先ほど相談を受けている5件につきましての主な相談は、境界に関すること、分収契約に関することでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  伐採の件で5件聞いていると、その中で分収と境のことだということでございますが、再造林については、市長の御理解があって、市も再造林については御理解をいただいて、予算まで計上していただいて、本当にありがたいと私は思っているんです。  だがしかし、きょうこのごろ、いろいろと問題がありまして、いろいろと被害に遭っている人たちもおりますので、きょうは私の頭の中ででき得ることを聞いていきたいと、私の頭ですから、能力があると思いますので、そこら辺は御理解していただいて、聞いていきたいと思っております。  まず最初に、林業の分収林、分収造林について聞いてまいりますが、分収林の定義、法的な根拠、国、県、市、大地主についていろいろあると思うんです、この分収林はですね。だから、この定義を、分収林というものを何だろうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  分収林とは、土地所有者及び造林者の間で収益を分配する契約が結ばれた山林だと考えております。また、法的には、分収林特別措置法に基づき契約が結ばれた山林が分収林となります。
     以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  それは全体的なことですがね。私が言うのは、県も国も分収林をしてますがね。市が競っていくという格好でやっているじゃないですか。その分収林の定義はどうされているのかということですよ。県も国も持ってますよ。国は管理署なんかがやってますわね。県も県の私有地を分収林ということをさせておりますから、そこ辺の定義はないのかですよ。皆、上意下達で林野庁が決めたことを全部守るのか。それはそうやったら、もう今の答弁でいいんですよ。違うとこはないのか。そこ辺をちょっと聞きたいんですよ。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  国におけます分収林契約につきましては、国有林野の管理経営に関する法律に基づいて契約がされているものと思っております。また、市の分収林につきましては、この国の法律に準じた形でやっているところでございます。また、民有林の場合につきましては、先ほど言いました分収林特別措置法という形の中で契約がされていると思いますが、民間の所有者間で結ばれている分収林契約につきましては、これに基づかないものもあると考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  わかりましたけれども、国が分収林契約、提携があると、これ、国有林野の管理経営に関する法律ということで、第3章分収林と、ちゃんとあるわけでございますが、市と、また民有林のそういう地主、提携にかかわるものは何か聞いておられるのか、そこ辺が市としてはどういうのがあるのかですよ。  今、聞いたのは、そこそこの提携の内容は一緒なのか、大まか一緒なのか、もう全然違うのかですよ。そこ辺をお聞かせいただきたい。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  分収契約の内容につきましては、国有林の契約内容を準じてやっておりますので、民間の分につきましても、拝見しますと、その土地の所在とか樹種を何を植えた、また、そういう伐採までの期間、そういうことが明記されておりますので、内容としてはそう変わりはないものと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  わかりました。内容としては、国も県も大地主も皆変わらんと、中身については、内容的には一緒だということでございますが、分収林の持ち分等についても同じであると思うんですけれども、串間市としては、また、森林育成のために民有林の適用や決まりごとはないのか、そしてまた、民有林に対して指導的なものは行政としてはないのか、お聞かせください。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  分収契約についての指導は現在行っていない状況でございますが、御相談があった場合には、国や市の契約書のひながたを提供することなど、分収契約がうまくいくように努めてはまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  ありがとうございます。  そしたら、分収林契約の中で、なかなか国も県も市も、それから大地主も、いろいろこれは違うんですよね。存続期限、いつまでが期限なのか、永久的なものか、それとも何年かもう決まっとるのかですよ。そこ辺はないのかお聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  分収契約の期間につきましては、一般的には、その契約の中で定めがあるものと考えておりますが、何年ということは契約ごとに違いますので、おのおのその契約ごとで判断されているものと考えております。1つの目安としては、伐期齢を目安にして契約がされているものだと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  それはそれでいいんですけれども、今の課長の答え方ですね、市は市有林持ってるからですよ、市有林は市のあれはありませんよと、伐期を50年であろうが100年であろうが、伐期を期限にしておりますと。ほかのとこはそれなりにあると。国有林は80年と、私が調べてみると80年が期限という、今、措置法では書いてあるみたいですね。そこ辺は臨機応変にやるのか、そこ辺はわかりませんが。そこ辺でひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  それから、国の国有林の管理経営に関する法律の中で、第3章に、私が言うたように、分収林の契約と、第9条以降には、国有林野について契約より国以外のものに造林させ、その収益を国及び造林者の分収する分収林契約に定めるとありますが、上意下達ということがあります。これはさっき聞いたんですけども、基本ではないでしょうかということで。  いろいろと持ち分権とか、いろいろ分収の今期限とかいろいろ条件があるわけですけれども、私がさっき言ったように、林野庁がこの国の国有林野の管理経営に関する法律の中の上意下達なのか。内容的には、さっき似たような。我が串間市の行政の中でも、そこを手本にしてやられているのかお聞かせいただきたい。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  市有林、いわゆる串間市有林でございますが、先ほど御答弁したとおり、国有分収林の分収契約の内容を踏襲したものとなっております。  また、市民から分収契約について問い合わせがあった場合は、そういううちの分収契約書とか、そういうことをひながたとして提供することを考えております。  また、今後につきましては、この分収契約制度全般について、市民への制度の周知を行って、必要に応じて関係機関の窓口を紹介したいと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  分収林については、林野庁はちゃんとした法律を持って、第9条分収造林契約の締結、10条分収造林契約の内容、11条分収木の持分等、12条分収造林契約の存続期限、13条保護義務、その他ということであるわけでございますが、市は大分もう、今、解消されていますけども、まだ分収林があると思うんですよ、直営以外。市は条例なんかは持たんとですかね。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  分収契約についての条例はないところでございます。 ○10番(山口直嗣君)  それは残念なことですな。やっぱりですよ、国も持っているわけですから、市も条例ぐらいは持って、こうしたらこうだというような、違反があれば違反と、こういうことが、私が今から聞くことによって、ずっとそういうのが出てくるんですよ。やっぱり決まり事というのがちゃんとあれば、生産者、権利者、泣かんで済むんですよ。やっぱりそれがないというのが、まずおかしいじゃないですか。国がちゃんと罰則規定まで持っているんですよ。何か異変があってもですよ。  今のあれなんかは、持ち主が変わってもわからんという状況ですからですね、だから、やっぱり条例というのは、何かこう定めがないといかんですよ、やっぱり。よかです、時間がありませんので。  次に、伐採及び伐採後の造林届け出の森林の状況報告、聞いてまいりますが、以下、私、伐採届というように言いますので、よろしくお願いいたします。長々ですので。  そこで、なぜ、伐採及び伐採後の造林の届け出が必要なのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  伐採及び伐採後の造林の届け出書につきましては、森林の立木の伐採行為の実態を把握し、伐採後の造林等を確実にするために必要となっております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  まあ、よかです。  次に、市町村は伐採等届け出の事務処理に対して、事務取扱要領等を定めるとされておりますが、これについて、やっぱりどういう事務処理があるのかお聞かせいただきたいと思います。これはいろいろあると思うんですが、現地確認もあると思いますが、事務処理ですからね。その事務に対してどういうことをされるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  いわゆる伐採届がうちに業者、森林所有者から届けがあった場合は、その内容を十分精査して、まず、串間市の森林整備計画に適合しているかを確認します。そのときに、必要とする書類につきましては、伐採及び伐採後の造林の届け出書、伐採地がわかる書類、これは字図等になります。また、伐採及び伐採後の造林の届け出書チェックリストと、伐採に係る誓約書などが必要となっています。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  伐採届には、添付する書類、これはどういうのがあるんですか、お聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  ただいま一部言いましたが、必ず提出してもらう資料というのが、伐採及び伐採後の造林の届け出書、伐採地がわかる書類、伐採及び伐採後の造林の届け出書チェックリスト、伐採に係る誓約書と、市長が必要と認めた資料につきましては、土地所有者がわかる書類、立木売買契約書、土地売買契約書、造林者の住所が確認できる書類などでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  お聞きしますが、宮崎県の伐採及び伐採後の造林の届け出書及び森林の状況報告に関する事務処理マニュアルというのがあるんですよ。これに従ってやっておられるのか、これはもう県よと、でも、私がいただいているやつは、南那珂農林振興局からいただいているやつと、県からもいただいておりますマニュアルがですね、こうやってやれと。これはどうなんですか。整合性があるんですか、市も。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  串間市伐採及び伐採後の造林の届け出に関する事務取扱要領につきましては、先ほど議員が御紹介ありました県のマニュアル、これを参考にしてつくっております。作成する場合につきましては、当然、伐採業者等の意見も聞きながらつくったわけなんですが、串間市と日南市は主に伐採業者がダブってくるということで、日南市とも連携して、同じ内容の事務取扱要領をつくったところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  もう一つ聞きます。これは宮崎県森林経営課、県庁が出している宮崎県伐採搬出及び造林計画ガイドラインというのを出しています。1つは、やっぱり森林経営課の最終の事務マニュアル、これは。これは整合性はあるんですかね。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  先ほど県のマニュアルということがございましたが、これにつきましても、県の恐らくガイドライン、御紹介があったものについてを基本にしてマニュアルが定められたものと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  そしたら行きますよ。この造林の事務マニュアル、この中で、言われたとおり、その中の項目で、備考欄に必須って書いてあるんですよ。必須ということは、私がもう教えますけれども、これは、必須とは、なくてはならないこと、必要なこと、条件、必要とは、必ず要すること、なくてはならないこと、その様、必要ということで。ということは、必ずこの項目の中のやつは必須条件で、最後に言われました最後の、市長が認めたときには、出してもらえるのは、誓約書と立木の売買契約書、それから土地の売買契約書、これは土地所有者と造林者の異なる場合には市長は伐採届に添付させにゃいかんとですよ、その同意書を。わかります。だから、その必須って書いてありますけど、これはそのとおりでいいんですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  串間市が作成しました事務取扱要領につきましては、先ほど来、出ております県のマニュアルを参考にすることとなっておりますので、これを参考にしてつくったところでございます。  その中で、必須という項目の中で、県のマニュアルには森林境界のわかる書類というのが必須となっておりますが、ここにつきましては、市の取扱要領につきまして、伐採に係る誓約書というものに変えて、現在、添付をしてもらっているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  最初言っときますけども、県が各市町村に通達する、指導する中で、事務に必要な事項を定めたと。もって、伐採等の実態を的確に把握し、的確にですよ、そして適正な森林施業の実施や誤伐及び盗伐の防止を図ると。そのためにこのマニュアル、事務マニュアルを各市町村、各自治体に指導しているんだと。そうでしょう。これを頭の中に入れちょってください。  それで、1つ聞きます。後ろの人たちもこれが聞きたいと思うんですが、伐採及び伐採後の造林の届け及び造林の森林の状況報告をしないで伐採したとき、要するに伐採届が出てないときに伐採した場合にはどうなるのか。法的根拠、これをちょっと教えていただきたい。これはもう大事なとこですから、教えていただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  森林の無届けと、無断で伐採が行われた場合につきましては、確認した場合につきましては、即伐採を中止させ、行政指導を行います。また、森林所有者の知らない間に伐採が行われた場合は、県や警察、関係機関と連携して対処してまいります。  まず、先ほど言いました中止ということにつきましては、1番目に口頭で指導いたします。その後、文書で指導することとなります。文書で指導する中に、まず、1番目の文書の指導が、やめなさいという指導を文書で行うと。2番目につきましては、中止命令ということで出します。それでもやめない場合には、市がそういうことを確認した場合は、告発するということになりまして、森林所有者がするときには告訴ということになると思います。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  これは、もう一つ認識をしてもらわないかんけど、1本でも1,000本でも1万本でも、僕は権利は一緒やと思うんですよ。こういう権利がなくて切られているというのはですね。これは量は関係ないと思うんですよ。それで無届けの場合の伐採は、森林法の10条の8項、それから罰則については208条の第1項について罰されると、私は聞いているんです。これはどうですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  無届け伐採を行った場合の罰則規定は、森林法第208条で100万円以下の罰金というのがあります。  また、造林に関する報告をしない場合には、森林法第210条により30万円以下の罰金となっているようでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  私は串間市民です。業者はいろいろよそからも来ます、はっきり言うて。市長は、森林組合長を何期もされました。そして勤められたときも森林組合です。森林にはもう本当我々よりもプロです。もう御存じだと思いますが、白菜や大根は1年失敗しても、まあ、来年はつくるわと、また立派なもんつくるわと、できます。だがしかし、森林だけは、50年、100年かかるんです。  それをこんな決まり事があって、それを抜け道にされたら、私は最初言ったとおり、行政は法律や条例、これだけじゃないと、市民が泣いていれば助けてやらないかんですがね。何とかそれを助けるのが、手助けをするのが、私は行政だと思うんですよ。最後のとりで、串間市ですよ。我らからすれば。と私は思っていますので、そこ辺の認識が間違うておれば、また間違っていると言っていただければいいんですけれども。  今、現在、けさも私報告したですけれども、課長には。無断伐採されてやっておるわけですが、早速手を打っていただいて、何とかとめておるわけですけれども。そういう状況がどんどんと続いておるんですけれども。腹立つわけですが。  伐採届の中で、分収林、分収造林の人たち、権利者ですね、その中で分収林の中の人たち、これ1筆の中の分収林ですからね。10人おるかもしれんし50人おるかもしれん。それは広ければですよ。その人たちの同意書を伐採届に添付しなければいけないと書いてある、私は聞いたんですよ。そこ辺はどうですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  分収林の同意書につきましては、前議会で、議員からの御指摘もございまして、うちの伐採届を出すときのチェックリストの項目の中に同意書が必要ということにしておりますので、添付をさせております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  我々は、こういう決まり事、条例、そういうことが私たちも糧になるんですよ、はっきり言って。だからやっぱりそこ辺の。  私、あるとこ行って、もう言わんほうがいいな。そういうとこで、あなたは素人やがねと。相手はプロですよと。勝てるはずがないですがねというて言われたとこがあるんですよ。それはそうですよ。私の頭ですから、そんな能力ないからですね、あれなんですけれども。  そうしたら、申請書に不備、書類に不備がなければ、代理届け、そういうやつでも受理するとのことを聞いたんですけれども、その辺はどうなんですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  書類に不備があった場合につきましては、当然受理は行っておりません。必要に応じて補正の指示を行って、文書で行って、適正な処理をしてもらっております。  また、仲介業者等の代理人により伐採届が提出される場合におきましては、伐採届け出書に仲介業者の記名、押印をもって提出を行わせております。伐採業者、森林所有者、仲介業者、3名の連名で伐採届を出させるようにいたしております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  今、不備がということを言われたですけれども、私も言ったけど、答弁に不備があったときには認めませんと、出させませんということは、この伐採届のマニュアルの事項の中で、不備があったときには出しませんということですがね。念を押しときますけど、どうですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  伐採届があった場合は、串間市の事務取扱要領に沿って処理しているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  串間市の事務取扱要領、イコール県が出している事務処理マニュアルと一緒ということで、私はさっき聞いたんですけども、それでいいんでしょう。わかりました。  特に伐採届の添付書類の中で、土地、立木の権利関係を確認した上で、森林所有者と立木の売買契約、もしくは作業請負契約を結ぶとなっておりますが、ここ辺は、例えば市長がこの伐採届のマニュアルでいけば、7番のその他市町村長が必要と認める書類の中に入るわけですが、ここ辺はどう認識されるのか。  今回、私がこれだけ言っている1号、2号、3号、被害の遭っているとこ、この件についても、これはもう私たちがあれだけ言っているから、市長は売買契約出しなさいと、添付させなさいと、僕は言わないかんと思うんですよ。それは課長たちにお願い、市長にはお願いしてないんだけど、しているわけですがね。だから市長にあなたたちが進言して、ここは1号、2号、3号はもう大変なことになっておりますと、私は最後に聞くんですけど、市長、どれだけの認識があって、市木のこの問題を考えておられるのかですね、私は聞こう思うんだけど、最後は時間があればですね。  そうでしょう。だから、そこまでせんかったらいかんですよ。そうでしょう。どうですか、そこ辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  土地や立木売買契約につきましては、必要に応じて提出を求めております。伐採届における森林所有者と土地台帳で確認した土地所有者が同じで、森林所有者が届け出をされた場合は、立木の売買契約書については求めていないところでございます。  異なる場合につきましては、森林所有者以外から届けが提出された場合は、立木の売買契約書の添付の指示を行っているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  今回のこういう話の中では、十把ひとからげなんですよ。何も売買契約は結んでないんです、誰も。地主さんの一方的な考え方で、だから言うんですよ。だから、そこ辺はちゃんと精査していただいて、これからのあれにもお願いしておきたいんですが。  私が次に契約に際して、この事項の中で、一番僕があれしているのは、森林境界のわかる書類、この中で、不明な点、境界が確定されていないと、そのときは隣接者と所有者と明確化を図ると。その明確化を図ったということで、確認書や立会写真等を送付する。これはもう私も9月、10月、ずっと言ってきましたね。ここが一番重要であるわけです。  境界の設定もされてない。確認されてない。それでけられていると。逆に言うと、もう皆さん御存じなんですけれども、今、山は、山林はですよ、自分の財産であって財産じゃないんですよ。何でかいうと、警察、市、国、県、立証できないんですよ。なぜかいうと、地籍が終わってないからですよ。未地籍やからですよ。  今、串間市2%ですよ、年間。進行しているのは。みんな串間市民が泣いているんですよ。本当、市長、それはもう、うそじゃありません。法務局行って、なら、字図をとる。字図と字図が合わんとですよ。絶対に合わんとですよ。そして重複しているんですよ。
     今、被害の第2カ所目、これは字図境で、一方の字図じゃこっち、こっちの字図じゃかぶっちょって、切ったもんが勝ちなんですよ。それをとめる人は誰もおらんとですよ。国もとめん、天下の市民の善良な市民の安全・安心を守る警察でさえとめないんですよ。おかしいんですよ。誰が泣くかいうたら、みんな地域住民、市民、県民、国民が泣いているんですよ。弱い者が泣く、弱者が泣いておるんですよ。  そこ辺の100万、安いもんじゃがと思ったらあれかもしれんけど、我々は本当大変なお金なんですよ、はっきり言うて。そこ辺をどうなんですか、説明をお願いします。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  森林境界に係る書類、境界確認したことがわかる書類につきましては、伐採及び伐採後の造林の届け出書の添付書類の伐採に係る誓約書をもって境界確認をしたことがわかる書類としております。  また、現在は必要に応じまして、記名、押印及び立会写真の提出も求めているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  もし伐採届に何の不備がなく受理され、適合通知書が出され、今の私が言っていたような境界確認が来られていなかった場合には、行政としては、どのような措置をとられるのかお聞かせいただきたいと思っております。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  伐採及び伐採後の造林の届け出書に不備があった場合は、補正指示を文書で行っております。また、伐採及び伐採後の造林の届け出書における適合通知を発行した後に、森林所有者等の記載事項に変更がある場合は、再提出を求めているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  そうしたら、今まで、不備がなくて受理されて、各、こういうことが後から出てきた。確認が行われて上がったと。この場合はどうするんですか。私は、もしそれで受理されておれば、出したほうが私文書偽造か公文書偽造、・・・・・・・・・・・・そう私たちは思っていいんですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  今、言われた問題につきましては、受理したときは届け出書に何ら問題ないということで、うちは適合通知を出した後に、例えば分収者がいたとか、そういう問題が発生する可能性は十分あると思うんですが、受理したときに、分収契約というのは、市はわかり得ないことでございますので、その情報がなかった場合は、そのまま適合通知を発行するという運びになります。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  課長は間違うとる、私が5番目の森林境界のわかる書類、これ立会確認するわけですがね。市長は、私は12月のときに、もう職員はもう満杯ですと。だからそういう現場確認する余裕はありませんと。それはわかりますよ。だから森林組合か何かに任せたらどうですかということだったけど、うちは地籍が終わってないから、地籍が終わったら、それでいいでしょうと。それは裁判所も地籍が終わっとれば、裁判、提訴できると、告訴できると、確定ができるから。それは私も行って聞いているんですよ。裁判所でですよ。やれますと。でも今の地籍が終わってない時点では、できないと、立証ができないからだめですと。立証ができないことは泣くことですがね。だからそこ辺を、いやいや、あなたたちは確認した言う、例えば私たちの周りに何人おるか知らんけど、境界者がおる、そういうのは確認されてないんですがね、ほんなら。そげなんこつになると。  それをまず出ておれば、私文書偽造か公文書偽造でしょうが。相手は告訴をせないかんですが、そんなんは。訴えないかんですよ、それは。あんたたちはうそを言ったんですよ。公共団体にうそを言ったいうて、やらないかんですがね。  よかですが、伐採届に、これで終わるけどですよ、確認しておきます。伐採及び伐採後の造林の届け及び森林の状況報告についてお聞きしましたと。伐採等の実態を的確を把握し、適正な森林施業の実施や誤伐及び盗伐の防止を図るために届け出が必要であると。このことについては、間違いはないのかお聞きいたします。  それから、伐採等の届けに添付する書類には、伐採及び伐採後の造林の届け、伐採区域の確認ができる書類、土地所有者の確認できる書類、森林所有者等の住所が確認できる書類、森林境界のわかる書類、地元関係者、関係施設と協議する。これが必須条件です。そしてその他で、市町村長が認める書類。以上のような添付書類がありますが、これに適合、間違いがないと確認したときに、適切な伐採届が提出され、審査され、確認され、受領され、適合通知書を出されるのか。このことについて、間違いがないのか。これだけ、私が言ったとおりですよ。これで間違いあるかないかを言うていただければいい。  その前に、これを全体、私が今言ったこと、絶対そのとおりですと、間違いありませんと、これが完了しなければ、適合通知書は一切出しませんと言えるのか、教えていただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  先ほど御答弁申し上げましたが、串間市の事務取扱要領、これに沿ってうちは判断しているところでございます。ですので、届け出があった時点で、この項目によって判断して適合するということである場合には、適合通知を発行するということにしている状況でございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  あくまでも、言うんだったら、串間市のその事務手続書を今から読み上げてよ。あくまでも、そう言うんだから。私はさっきから言うように、この県の伐採ガイドラインと事務マニュアル、これを言わんからですね。そして串間の事務手続、これ言ってくださいよ、1から10まで。私たちはそれで適合しているかしてないか、ここで判断しますから。  さっきから、何か課長は意地があってよ、私はこれ言ったですがね、県、国、全部一緒なんですかと。一緒だと言うから。あくまでも、あなたの答弁はですよ、串間の事務手続の要綱と、これ、皆さん、みんな聞いているはずよ。裏の人たちも全部聞いているはずですよ。それをあなた言い切るから、ちゃんと言ってくださいよ、違うとこがあれば違うと。同じなら同じ、言ったじゃないですか。  そして私は、今まで言ったことについて、そのとおり、今まで言ったことを糧にして、そして今から適合通知書ですよ、合格通知書を出すと。これには間違いありませんと、これ1つでも違ったら出しませんという認識なのか。そこ辺をちゃんとはっきり言うてくださいと、私は言っておるんですよ。あくまでも、串間のレベルと言われりゃ、串間のレベル言ってくださいよ。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  先ほど来、答弁いたしております、うちの、串間市の事務取扱要領につきましては、県のマニュアルをもとにしてつくったものでございますので、基本的には県と一緒という形になります。  このマニュアルに沿って、うちの要領に沿って判断して不備があった場合には、適合通知は出さないということになりますので、そのことについては同じだろうと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  もうちょっと歯切れが悪いわけですが、絶対に不備があったときにはやらないと、適合通知は出さないと理解しちょきます。よろしくお願いいたします。  次に、伐採届け出の公文書公開請求についてお聞きいたします。  公開条例第2条第1項、同条第5条の規定についてお聞かせいただきたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  串間市情報公開条例第2条と5条についての御質問でございます。  まず、第2条につきましては、この条例において使用する用語の意味について規定いたしております。この条例において、第2条に定めるとおりの解釈を行うということを規定しているのが第2条でございます。  それから、同じく串間市情報公開条例第5条につきましては、公文書の公開を請求する方の責務について規定いたしております。公文書の公開により得た情報を乱用して、第三者の権利、利益を不当に侵害することのないよう、この制度を利用するに当たっての指針を示しているのが第5条ということでございます。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  受理されたやつで、串間市情報公開条例第8条の第3項の規定で、公開しない理由について、公開請求のあった文書は存在いたしませんという通知を受けたですね。これはどういうことなのかお聞かせいただきたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  今、8条の関係で、串間市情報公開条例第8条第3項につきましては、公文書公開するかどうかの決定したときには、速やかにその決定の内容を請求者に対し書面で通知することということになっております。その結果において、公文書の公開に当たっては、公開請求された公文書が存在するかどうかをまず確認をいたします。公文書が存在する場合には、その公文書の公開の可否、それが公開できるかどうかについて判断することとなりますが、ある場合は、そういう判断をすることになります。  ただ、今、存在しないということにつきましては、保存年限を満了して公文書を破棄した場合、それから公開請求された公文書自体がもうはじめからない場合、あったものが保存年限を過ぎて破棄した場合と、最初からない場合もございます。この場合には公文書は存在しませんという通知を出すということでございます。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  私は、この通知には2通りあると思うんですよ、考え方が。本当にそういうものが出されてないと、そういう書類がありませんというのと、今、課長が言われるように、保存年限があって、もうなくしましたと。僕は、これは丁寧に、せっかく公文書非公開決定通知書をもらって、それで終わりというんじゃなくて、もうちょっと丁寧に、公開しない理由について、第2番目に、公開請求があった文書は存在しませんということは、保存年限を過ぎてますとか、そういうものはありませんと、やっぱりそこまで教えてやらないと、これは何かあれになっとですかね、個人情報違反とか、そういう何か違反になるんですかね。教えていただきたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  今、あった中で、個人情報の保護条例の違反になるかということにつきましては、文書がある中でも出せない文書の内容によって、その理由の1つとして、個人情報に該当するものということで、あっても出せない要件にはあるわけですけれども、今、御質問の内容につきましては、存在自体しないということですので、そこ辺の説明については、先ほど私が申し上げたように、存在しない理由、保存年限をもう過ぎて既に破棄したものとか、最初から文書が存在しないとかいうような説明は、状況によっては私としては必要であろうというふうには考えております。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  そうしたら、それが刑事事件か、法の手続を受けたときには公開してくれるんですか。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  今、お答えしましたように、その請求された文書が存在しないという文書については、もう公開のしようは、存在がないわけでありますので、できないということになります。もしある場合については、その条例の中で出せる文書、出せない文書というのが規定されておりますので、個々の状況に応じて、出せるものは出していく、しかしながら、規制がかかって出せないものについては、その理由を付して出せないという手続の流れになろうかと思います。 ○10番(山口直嗣君)  これは公開請求をされた人から、いいですよと、公開されてもいいですよと、名前は言いませんけれども、こういうやつをいいですよと、ぜひ、この場で話していただけませんかという、受けたものですから言いますけれども、令和元年10月30日付の第17号についてお聞きするんですけれども、この中で、公開請求のあった文書は存在しませんということで、私、内容を見ると、私もこの前、2通りの公開請求をしたんですけれども、内容は一緒なんですよ。私は受理されたんですよ。これが受理されてないというのは、恐らく出されてないと判断していいのか、これはもう本当、その人たちは、本当、これがないと話にならないんですよ。それを何か存在しませんと、もうありませんとか、保存期限が何かと、そういう言い方でされるとかわいそうなんですよ、はっきり言って。何もできないんですよ。一番頼りにしている市が、これじゃいかんですよ。出されているのは伐採届なんですよ。中身は。どうなんですか、課長。 ○総務課長(塔尾勝美君)  その請求された公文書の内容が、先ほどと重複しますが、もう存在しない文書については、出しようがないということになりますが、保存年限内の保存している文書については、それぞれこの串間市情報公開条例の中で出せる文書については出していくという手続になろうかと思います。これに基づいて担当課のほうも判断しているということで、私は認識をいたしております。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  余りこれを言うたってしようがないんですけれども、その場合、審査請求ができると、できるのか、審査請求するには何の目的で審査請求ができるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  審査請求についてのお尋ねでございます。公文書の開示決定の処分等に対して不服がある方が開示決定等を行った機関、市ですね、例えば串間市に対して開示決定等のあったことを知った日から、不服がある方がその決定があったことを知った翌日から起算して3カ月以内に、開示決定処分等のどの部分に不服があるのか等を記載した審査請求書を提出していただくこと等により、その審査請求を行うことができるというふうに規定をされております。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  審査請求すれば、存在しませんというのは確定できるんですか。 ○総務課長(塔尾勝美君)  今の答弁の中で、どの部分に不服があるかということを記載した審査請求を出してもらうということになりますので、そのどの部分というのが決定の存在しないという決定に不服があるということの審査請求になるかと思いますけれども、流れとしては、請求人のほうから情報公開個人情報保護審査会というところに審査請求を市のほうに審査請求をして、市のほうから、その個人情報保護審査会のほうに、こういうのがあったということで諮問をいたしますけれども、その決定内容というのがもう存在しないということになりますと、なかなかその事実は審査会の中でも一般的には変化はないんじゃないかと、ないというわけですので、それ以上の審査内容についてはなかなか厳しい状況になるかというふうには認識をいたしております。 ○10番(山口直嗣君)  市民については、やっぱりせっかくそういうものがあると知って請求したんだから、ちゃんと丁寧に、もうちょっと、こういう回答じゃなくて、もうちょっとつけ加えるとか、言葉でもいいですから、やらんと、これをもとにしてやっぱりいろいろと考えておられるわけやからですよ。  それとですよ、私も2通ほど公文書公開を請求したわけですけれども、出たということですのでアポもとり、いろいろと時間を決めて説明を受けたいと言ったんですけれども、約束したんだけれども、何の回答もなく、ただ、私は預かっておりましたと。電話で、私は一生懸命頼んで、わかるようにはちゃんとしときますのでと、時間をとってアポとったんですけど、これこそ人事評価の話がありましたけども、こういうのを人事評価にせんと、せっかく私は市木から出てきて、時間を守って来たんですよ。そしてなら私は来たんだから、今度はあなたたちが来て説明するべきですがねと。これが仁義というものですよと言うけど、今の現在、きょうまで来てません。  これはちょっと後から課長にはおしかりをせんといかんと思っておりますが、今から現在公開、私が2通しているやつの公開したやつの一つ一つを聞いてまいりますので、的確であったか不備がなかったかということを聞いていきますので、単刀直入にお答えいただきたいと思います。担当職員、聞いていただきたいと思います。  まず最初に、伐採の目的について、私が通告した、あれしたやつですよ。伐採の目的について適切であったか不備であったかお聞かせください。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  伐採届け出記載の計画、目的は、串間市森林整備計画に適合しておりました。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  次に、届け出の有する伐採及び伐採後の造林に関する権限の確認はどうであったか教えていただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  届け出人の有する権限の確認は、土地台帳等により所有者の確認を行っております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  次に、市町村が森林整備計画をもって記載している事項が守られているかお聞かせください。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  記載されておりました伐採面積、樹齢、伐採期間など適正であったと確認しております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  伐採区域の確認できる書類は確認されましたかお聞かせください。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  伐採区域につきましては、字図により確認を行ったところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  私が言いたいのは、字図でということは、字図は絵と言われているんだから、その確認は私はだめということを言いたいっちゃけど、後で言います。  次に、森林境界のわかる書類と境界確認したことが確認できる書類、今回、この件について現地を確認してくれと頼んでおりましたが、記名、捺印、立会写真等は添付されていたのか。  特に県として地籍調査が未実施の箇所については、必須と言われておりますが、そこ辺の確認はされたのですか。この2つの私が言うた2カ所目。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  確認につきましては、誓約書を境界確認したとする書類として考えております。また、同意書、立会写真の添付は、今回は求めておりませんでした。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  これは言わないかんけど、すると適合通知書は不備があったときには出さんと、今回は通した、前のときは通さん、次のときは通したと、これじゃいかんと思うんですよ、僕は。不備があるわけですがね。確認しちょらんとなら。そうでしょう。どげですか、ここ辺は。ここ辺ははっきりしてもらわんとですね。  それとですね、次に、地元や関係団体、これは串間市やと思うんですよ。それから関係施設管理者、これは宮崎県と串間市、河川だと思うんですよね。などの協議が行われたのか、特に地元の自治会との水利関係、飲み水、雨が降るたびに真っ黒い水が流れ、濁り対策、林政係には都市建設課にも私は申し入れました。見てきてくれと。ところが、何の回答もありません。ありませんでした。地元の自治会からも申し入れがあったと思いますが、生き物は皆あれだけの真っ黒いものが出れば、死を選ばないかんちゃろなと思うておりますが。  あれだけ私が都市建設課も行って、一回見てきてくれと。それは見ていれば私に報告がなければいかん。農地水産林政課もそうですよ。そこ辺はどうですか。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  地元や関係団体、関係施設管理者等の協議につきましては、伐採及び伐採後の造林の届け出書に係る留意事項として協議を行うよう指導はしているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  指導と書類を出すということは違うですがね。私は、間違っていたらなら間違ってましたとか言うべきですよ、謝らないかんですよ、みんなに。私がざっと計算して、3カ所、私のこれは認識ですからね、絶対違うと思ってもらっても結構です。約1億円の損害が起きているんです、今。市木というところは。1億円ですよ、私、見たこともないし、数えたこともありません。これだけのものがなくなっているんですよ。トンビが油揚げをばっとさらったようなものですよ。60年、70年、80年、汗水流して一生懸命したとこがですよ、一瞬のうちに持っていかれているんですよ。  これをとめるということは、あなたは9月も12月も届け出ですと言ったけど、私、いろいろ法務局にも行きました、昔の営林署も行きました、県庁にも行きました、そして日南の振興局にも行きました。みんお願いして聞いていきました。そうしたら、それはいかんと。指導しているんですよと言われました。  この指導ぐらいで、それを変えてくれりゃいいですよ。もうそれだから、私はこれだけ代表として、私は議員バッジをつけている限り、やっぱり皆さんにはお知らせして、こうしてやらないかんがねと。何もあなたたちの揚げ足をとろうとは思っていません。何とか次のそういうあれをないようにせんといかんですがね。  じゃから、私は今回、第3のとこは絶対出しませんよと、そろうまではと、ぐらいの意気込みがあっていいと思うんですよ。何ぼ来ても、市役所来てもできませんと、全部出してくださいと、そして確認してくださいと。このマニュアルどおりやってもらわんと困りますと言い切れるように。そしてちゃんとやれば、私は出すなともだめとも言いません。それは受理していいと思います。適合通知書を出してもいいと思うんですよ。  だから、それと、今回7番目にあります立木の、さっき言うたように、売買契約書、市長が必要と認める、これを私たちはもう1カ所目、2カ所目、3カ所目も言っているじゃないですか。だから市長にもお願いして、進言して、市長、ここでは土地所有者と造林者の異なる場合は、それの分収契約の場合は、特に必要であると思う。私は、言って聞いてきたんですよ。これは絶対してくださいねと。だから市長は、提出させないかんとですよ。私はそう思うんですよ。  市長がこれ異論があれば言っていただいていいんですけれども、いやいや、もううちはそげなことはしませんと言われればそれでいいけどですよ。これだけ聞いておられるわけやからいいんですけれども。私はこの3カ所については、出さないかんと思うんですよ。出せと、売買契約書を。そして造林者の部分契約書の売買の住所が記載されているかと、ちゃんとその同意書をもらっているかというのも確認せないかんですよ、はっきり言うて。  どうでしょうか、そこ辺をちょっと明確に答えてください。もうこれだけ皆さん必死で来られているわけですから、お聞かせいただきたいと思っております。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  先ほどから議員がおっしゃるとおり、確認は絶対必要だと考えております。ただ、全てにおいてそれをかぶせるということになると大きな影響がございますので、案件案件につきまして判断したいと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  あのよ、それ全部確認すると影響があると、何の影響があるんですか。これはですよ、私は普通のときはもうそれでいいんですよ。普通の善良な売買契約の人たち、買う人、売る人、今まで言ったことないんですよ。この3件については、もう札つきもいいとこ、日本国民ではないぐらい私は思っています、はっきり言って。  だから言ったじゃないですか、課長にもお願いしたじゃないですか。この件についてだけは、絶対に現地確認をしてくださいよと。ただ、事務処理の書類だけを確認じゃなくて、言われたとおり確認して、写真ぐらい撮っていただきたいと、この3件についてはお願いしますと、どれだけ頭を下げたですか。
     それが影響がある、何の影響があるんですか。市長に言ってくださいよ。私ちょっとこの確認するために、これだけ議員から頼まれておりますと。市木住民から頼まれていますと。要望書も上がってきましたと。被害者の会として。県の知事ももらっておると思いますよ、それを。だから振興局行ってくださいよ。全部知っとられます。串間で起きていることは。  きのうだって、だからすぐ振興局が来てくれたじゃないですか、現場確認ぱっと行ってくれたじゃないですか。知っているからですよ、はっきり言うと。やらないかんと、許せんと言われるんだから。撤回してくださいよ、その影響があるのなんの、完全にやりますと言っていただけませんか。これは決まりですから、決まり。私は余計なことを頼んでるわけじゃない、決まりどおりやっていただけますかというだけやからな。これは余計なことじゃないですよ。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  先ほど私が影響があると言ったのは、全ての業者にかかわってくる問題ですので、全てをこれを網羅させるということは、1つの影響が出てくると。ですので、議員が言われた件につきましては、案件ごとに考えておりまして、現在、必要書類は全てとるようにしておりますので、そこの確認はしておりますので、御理解いただきたいと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  ほかの業者にも影響がありますということは、今まで言ったことは皆うそですがね。これは事務マニュアルの中にこれをやりなさいという、必須ですよと県も指導しているわけですよ。これをやらんで、どこをやるわけですか。  善良な仲介人が来たと、なら、あんたはこのマニュアルの半分でよかが、合っていれば許可しますと、それじゃいかんですがね。その言い方は僕はちょっと気に食わんですね。絶対、僕はちゃんと、ここは特に今回は3カ所とも、だからさっきから言うように、トンビが油揚げひっぱったようで、正直言うて何も残っておりません。だから言ってます。この件については、確認の仕方も事務処理だけの確認じゃなくて、現場も確認してくださいよと、そして相手のその確認もとってくださいよとお願いをしてるわけですよ。  そういうことは普通のときにはしなくても、事務処理の確認だけでもいいでしょう。この3件については、もう札つきもいいとこ、これを見逃して、課長、いいですかね、みんな困っちょっとですよ。やりますと言っていただけないでしょうか。  市長に聞きます。市長、どこまで認識されて、この私が今言っている、口すっぱく言っていることを言っています。どこ辺まで認識されて、そして係に指示をしたいと、そしてぜひ健全な循環型の林業を推進していくんだと、そして水源涵養、空洞化、国土を守るんだという意識があるのか、そしてやっぱり売買契約については、市民を泣かせたり、誰かが泣いたりするのはいかんと、だからちゃんとやりますよと。聞いている人たちがいっぱいおると思うんです、私は。ここでひとつお願いをしたいと思っています。よろしくお願いします。 ○市長(島田俊光君)  この問題は、十分聞かされて把握いたしております。  伐採許可の基本的なものは、土地の所有者が許可申請をするわけでございます。その申請するときに、条件というのは、我々が行政として、また、もとの山のほうに国土保全の意味から返すようにという指示はしております。  ただ、この場合、今回の問題というのは、やはり土地の所有者が売買契約の中で、土地が名義変更が変わっていた部分をうちのほうに出したということですから、その者に対しましては、個人の財産ですから、財産を我々がどうのこうのすることはできませんので、その旨で伐採許可は申請のとおりにしたと思うんですよ。ただ、その中に、未分収契約があったということは、やはり我々も知らなかったわけですから、やはりそこで土地を買った人がやはりそういう案件というものを突きつけなければならなかったと思うんですよ。そこは、業者がそういうことは言わなかったわけですから、それを我々も調べるあれはなかったと思います。やはり今議員言われるように、この問題等につきましては、やはり我々もサポートしなければならない部分はしっかりとサポートしていきたいと考えております。  あとの伐採許可、ほかの伐採許可につきましても、やはり真剣に取り組んでおります。ただ、伐採許可をしたところに業者が入って伐採するんですが、間違って隣の山も切ってしまうということがございますので、これは、今、担当もしっかりとその伐採許可の申請のされたところは、確認をして、今やっているところです。  以上です。 ○10番(山口直嗣君)  私は分収林がたまたま被害に遭っているんですけれども、分収林のことじゃなくて、山、森林、その伐採許可を出した1筆の中で、その境界が確定しないで今切られているところがいっぱいあるわけですね。だから、この5番目にあるように、境界の確定をしなさいよということは、両方のあれが、今、地籍と一緒なんですよ。確定をして、そしてやると、境界を決めるということは、私はこれは個人の財産とかそういうものじゃなくて、伐採許可をつかさどる行政がやっぱり僕はやるべきことだと私は思っておるんですよ。それが間違いかは知りませんが、間違いのときは間違いって言ってください。  分収林はその中の1筆の中の分収林のほうも、今、まざって言っているから、市長はそういう言い方をしているんだろうけどですよ。そうじゃなくて、私が言うのは、それは伐採するときには同意書をとりなさいということがあるだけで、そのあれはありません。  ただ、1つの1筆の周りの人たちの境界を設定して、山は切りなさいよと、業者にそれはちゃんとそういう書類を出しなさいよ、そしてしたかせんかをちゃんと私たちに知らせてくださいよと。そして私たちもあれがあれば、確認に行きますよと。私はそう思うんですよ。何も分収林を守るとか、そういう問題じゃないんですよ。たまたま今回は分収林の中の分収林、それは同意書をもらうように県は言っているんですから。それはそのマニュアルどおりやるということですから、そこ辺は市長、それはですね、私はそう思うんですよ。  だから、こげ言えば、市長がそんげ言ったら、早く請求してくださいよ。もう一日でも早くやって、もう10年も20年も言わんで5年でやりますと、こういうのがあれば、もう森林のやろうという意欲が、みんななくなりますよ。もう市木がみんな言い出したら、もう植えてもだめだぞ、もう市木の人たちはみんな言いますよ。部分林はせんと思う。国土保全もせんと、水源涵養もせんと言っているんですよ。  だから、もうみんな生産意欲はなくなれば、もう本当、国土を守れませんよ。だから、これは早く地籍をやって、なら、そして警察が言うとおり地籍をやる、裁判所が言われるよう地籍をやれば、告訴もできます、提訴もできます、被害届も受けますと言うんだから。早くやっていただかないと、みんな泣いているんですよ。これは私たちじゃできんことやからですね。これは公的な立場でやってもらわないとできんもんじゃからですよ。ひとつこれ、もうお願いしておきます。  第三者の第3番目の被害が出ようとしております。これはもう十分課長は御存じだと思いますが。弱者が負ける構図だけは避けなければならないと私は思っております。不適切であれば、適合通知書は出すべきではないと。最後まで頑張って、今回の人だけは、この件だけは守らせていただいて、私はもう出さんけりゃ出さんでいいと思うんですよ。そうしないと、串間市民のもう不信感はもうそれはえらいものですよ、これを出せば。と思います。  そして今まで私が公開請求しましたけれども、全然これは、もう私が言えば、あなたたちが悪いんですよ。串間市を提訴したいぐらいですよ、私。何で出したかと。確認もしちょらんで何で出したとか。私は言いたいですよ、はっきり言って。みんな思ってますよ。これで3番目を許せば、必ず私は、市木の人は串間市を相手に島田俊光市長を相手に裁判をしますよ。串間市はなれてるから、裁判には。喜んで受けられるかわかりませんけど。  そうですよ、それだけ困っているんですよ。もう、今、何て言われると思います。金じゃないと、民事をやっても金じゃないと。もう俺たちのやる気やがねと、俺たちのあれやがねと言われるんだから。もう金はいいと。なくなってもいいと思うんです。そこまで覚悟されているんですよ。よろしくお願いします。  それから、もう保安林はいいです。1つだけ聞いておきたい。保安林を指定しても、県が、さあ、いざ、地籍が終わっていないところですよ。串間市は終わっていないところが多いです。それで、保安林を指定したと。そして県は測量までしたんですよ。いざ、伐採届を出されたら、そういうかぶっているものだから、字図がかぶっているものだから、全部切られました。市にも頼みに行きました。とめてくれと。そうしたら、市は境界を2人で語ってくださいと。串間警察署も行きました。それで、これがないとだめ、現地も行ってもらいました、警察に。振興局も行ってもらった。保安林を指定したとこはですよ。ちゃんと持っていって、その人は、その測量図から何から全部持っちょって、点を打ってあるところ、それでも確定をしてくれんというのは、保安林の指定する価値がないですがね。  だから、こういう場合は、私が1つ聞きたいのは、保安林に今からするとすれば、私は県の振興局に行ったんですよ。あなたたちは串間市を愚弄しちょっとかねと。市税ですよと、固定資産税は。何ぼ地方交付税で来るからと言われても、地方交付税、うちは45から46億円もらうわけですから、その中で6町を保安林にしたからって、財務課長、わかりますか。何ぼ来てるか、わかるんですよ、十把一からげでしょう。  指定をされちょらんければ、1万でも2万でも取れるわけやから。あなたたちは愚弄しちょっとかなと、私言ったんですよ、はっきり言って。糧があるのかないのか教えていただきたい。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  まず、保安林の指定を受けた場合の優遇措置としましては、伐採制限に伴う損失の補償、固定資産税の非課税、一定の条件を満たしている場合には、特別の融資が受けられることとなっております。  また、保安林につきましては、水源涵養、土砂流失防備、土砂崩壊防備など17種類となっているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  それはわかっているんですよ。ただ、それが後日の争いになったときに、指定されたことが糧になるのかと。確定できるのかということを聞きたいんですよ。1つだけ。もういっぱいあったけど。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  後日、紛争になった場合、保安林の指定解除、もしくは指定施業要件の変更処分、立木の伐採等の許可、不許可の処分、監督処分等の保安林に関する各種行政処分または不作為に対する不服の申し立ては一般法である行政不服審査法に基づいて行われると聞いております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  公的な測量はするんですかね。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えします。  保安林につきましては、一般的に1筆ごとに指定されるということで聞いておりますので、公的な測量は行っていないようでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  なら自己証明で土地を出すと、それで指定ができるわけですね、なら。測量なんかせんわけですね。なら何もせんで、自己証明で、それは取って、それで、それを指定するわけですね。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  県が出しております保安林の概要等の中には、1筆ごとに指定するというふうに書いてございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  これからまた聞いていかないかんと思いますので、また、後日聞きます。  それから、筆界特定制度というのがあるわけですけれども、この制度についてお聞かせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  筆界特定制度とは、ある土地が登記された際に、その土地の範囲を区画するものとして定められた線、いわゆる筆界を筆界特定登記官が明らかにする制度でございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  そしたらですよ、課長、筆界と境界の違い、わかりやすく教えていただきたいと思います。わかりづらいといかんど。わかりやすくお聞かせいただきたい。筆界と境界。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  土地の境界には、筆界と所有権界があります。筆界とは、公図に示された境界でありまして、法務局で取り扱っている境界は全て筆界となります。所有権界とは、隣接地の所有者間で合意された境界のこととなりまして、私たちが一般に言っています境界ということは、所有権界になるところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  わかったようなわからんような。筆界というのは、全体を筆界と、筆でなでたと、昔は、だから筆というのがあって、筆でつるっと、だから字図は絵じゃと言われるゆえんだろうと私は思うんです。境界というのは、もうそこの一辺の境界だと私は思うんですけどね。隣接している境界線、そうすると筆界はくるっとぴっと書いてしたやつを筆界ということであると私は理解しているんですけれども。  この制度、いろいろと聞くと時間がありませんので、これを、例えば筆界特定を申請しようとするときには、手数料とか測量費などとかいろいろあると思いますが、それはどういうことなのか。  それと申請をするにはどういう手続がいるのか、手数料じゃなくて手続がいるのか教えていただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  まず、申請につきましては、土地の所有者として登記されている人や、その相続人などが、対象となる土地の所在地を管轄する法務局または地方法務局の筆界特定登記官に対して申請することになります。  また、申請手数料につきましては、申請者負担となり、申請者の土地と、その境界を決める隣の土地の価格の合計額で申請手数料は決まります。  また、手続中で、測量が必要となる場合は、申請人が測量費用を負担することとなっているようでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  時間がありませんからすっとばしていきますが、作業道についてお聞きしたいんですけども、作業道には、水兼道路と公衆道路とあります。公衆道路はどういうことなのか、公衆道路はどんなもんか、水兼道路はどんなものかをお聞きかせいただきたいと思います。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  水兼道路につきましては、公的道路でありませんが、水兼農道の機能といたしまして、降雨時に農道に雨水が集中し、排水路の機能を維持する水路の形をした農道となっております。  以上でございます。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  公衆用道路についてのお尋ねでございました。公衆用道路とは、不動産登記上の地目の1つでございまして、広く一般の用に供される土地でございます。道路法上の道路、法定外公共物となる里道、私道が例として挙げられるところでございます。集落道、農業用道路、林道などの中にも地目が公衆用道路となっている箇所もあると思われます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  公衆道路は、串間市、市木だけでもいいんですけども、どれくらいあって、どういう認定の仕方をしているかですね、それをお聞かせいただきたい。  それと、どういう災害とか、そういういろいろなのがあって補償ができるのか、公的なものが使えるのか、ひとつお聞きしたいと思います。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  公衆用道路は、何カ所ぐらいあるかというお尋ねでございました。  串間市内全筆の登記簿謄本を照会したとしましても、登記上の地目で公衆用道路となっていることは確認できますが、人の生活に合わせまして土地の利活用は変化するため、現況が公衆用道路なのかどうかは把握できていないのが現状でございます。  ただし、道路法上の道路として台帳に記載があるものにつきましては、公衆用道路として把握できるものでございます。  次に、災害などについての対応についてのお尋ねでございました。  道路法上に基づく公衆用道路につきましては、災害などの補修については、突発性と緊急性から、災害復旧の取り扱いになるものと考えております。それ以外の個人所有の公衆用道路の補修や整備におきましては、原則利用者での施工となりますが、公共性の高い箇所では、自治会などを通した上で、生コンクリートなどの原材料を支給し維持管理していただいているのが現状でございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  公衆道路については、これは自治法かな、結局公衆道路との地目設定については、不特定多数の事業に供される目的を持つというのが1つの公衆道路であって、公衆道路とは一般の交通の用に供する道路を言うと。一応がんじがらめにはなるんですけども、何の補償もない。そして1本の道で、途中の人が、おら、せんとよと言われれば、公衆道路にならんと思いますが、そこ辺のニュアンスだけ、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  公衆用道路のうち、道路法上の道路や法定外公共物につきましては、公共の用に供される目的があり、公衆用道路の区間はあくまでも一般の用に供される道路となるところでございます。個人の敷地に関しましては、通行に一定の制限がかかるものと考えております。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  教えていただきたいと思っております。  私、この市木の諸問題をやらんと怒られますので行きます。  1つは、市木川の保育所から市木川本流までの改良について、ことしももうすぐ梅雨の時期が目の前に迫ってきましたが、市木小学校や中学校へ行く道が大丈夫かなと、毎日思っていますので、ひとつこれは、今回もお尋ねをいたします。  それから、本城から市木の県道でありますが、杉が伐採をされ、見通しはもう大変もう怖いくらいよくなったんですが、ガードレールが途切れているとこもあります。もう本当怖いくらい、ガードレールがなければ怖いくらい、女の人はもうちょっと運転できないんじゃないかいうぐらい、杉が立っているときはそんなに感じなかったんですけれども、そういうことがありますので、点検をお願いできないだろうかと、そういう、県に聞いていただきたいと。  それから、昨年から壊れている箇所がそのまま、もう2年ぐらい置いてあるんではないかと思うんですけれども、そこもそのまま対策はどうなっているのか。  そして今伐採されている急カーブを取り除くなら、改良工事ができるなら、今のうちやってもらえば、杉を切りましたので、土地の提供ができると思っておりますので、県土木に聞いていただきたいと思っております。  それから、毎回のことでございますが、市木古都を通る県道の改修についてですが、本当に狭いです。何とか改良をお願いして通していただきたいと。昔の遺恨を顧みらずに、よろしくお願いをしたいと思っております。  それから、藤・舳のトンネルの現状について、地盤が軟弱で落盤などが起きてなかなかだと思っておりますが、今後の見通しと現状。  それから、国道448の市木・名谷のトンネルの現在の現状をお聞かせいただきたいと思っております。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  石原川の改修につきましては、現在、制度事業の活用が不可欠でございますことから、調査研究いたしているところでございます。  議員御指摘のとおり、早急な対策が必要であると認識しておりますことから、本年度は災害復旧事業とあわせまして、市木診療所裏に大型土のう設置と、市木小学校上流の堤防の低い箇所に浚渫土砂を利用した堤防のかさ上げを実施したところでございます。  今後も年次的ではございますが、堤防かさ上げを計画し、あわせて制度事業の活用に向け、引き続き調査研究してまいりたいと考えております。  次に、県道市木・南郷線の市木石原から高畑山へ登るところの道路につきましては、管理者である串間土木事務所によりますと、定期的な巡回パトロールなどによる点検を行い、路肩等に危険性がある状況は把握されているとのことで、現在、安全施設の対策工事を発注されたところで、本年度末までに完了すると伺っているところでございます。  また、議員御要望の改良工事につきましては、計画の予定は伺っておりませんが、市のほうといたしましても、要望してまいりたいと考えているところでございます。  次に、県道市木・南郷線の古都地区の改良工事についてでございますが、管理者である串間土木事務所によりますと、改良工事の必要性は認識されているとのことでございますが、事業実施には地元自治会の皆様の御協力が必要不可欠でございますので、まずは地域の方々の同意が得られた後、要望していただきたいとのことでございます。市といたしましても、必要性は十分認識いたしておりますので、改良工事の要望を行ってまいりたいと考えております。  次に、国道448号線の藤トンネルの現在の進捗状況につきましては、串間土木事務所によりますと、全長886メートルのうち、12月末現在で395メートル、率にして約45%の掘削が完了していると伺っているところでございます。  次に、名谷・石波間のバイパス整備につきましては、名谷側で保安林解除の手続と一部用地買収、また、石波側で幸島付近の道路改良を行っていると伺っております。引き続き、鋭意事業を進めていただいているところでございます。  以上でございます。 ○10番(山口直嗣君)  本当に、今まで本当にありがとうございました。やっぱり森林を皆愛しています。育林を愛しています。生活の糧ばっかりじゃなくて、やっぱり環境整備もあって、国土保全のために、また水源涵養のために、一生懸命やっぱりやろうとしております。  きょう、いろいろと言ってきましたけれども、この伐採届の事務マニュアルどおり、やっぱりこれ伐採等の実態を的確に把握して、適切な森林施業の実施や誤伐や伐採は防止するんだと、それはそうですよ、人の物をそんなに簡単にとれるもんではないわけですから。ひとつ、私たちは行政が糧ですので、最後のとりでだと思っておりますので、どうか私たちの意をお酌みくださいまして、ぜひ、これ助けてもらいますとかいうんじゃなくて、ひとつ的確に処理をしていただきたいと思っております。もう的確にやられれば、私たちはそのことについて申し分を言いませんので、ちゃんと的確にマニュアルどおりやっていただきたいと思っておりますので、本当にありがとうございました。終わります。 ○議長(中村利春君)  以上で10番山口直嗣議員の質問を終わります。
     昼食のため、しばらく休憩いたします。  (午後 0時01分休憩)  (午後 0時59分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  福留成人議員の一般質問に入る前でありますが、御報告いたします。  先ほどの午前中の一般質問において、山口直嗣議員から不穏当な発言があり、発言の取り消しの申し出がありましたので、これを許可し、訂正いたします。  次に、6番福留成人議員の発言を許します。6番福留成人議員。 ○6番(福留成人君)  (登壇)皆様、お疲れさまです。傍聴席の皆様、こういう状況の中でありますが、傍聴にお越しいただき感謝申し上げます。ありがとうございます。  昨日から令和2年3月議会定例会の一般質問が始まり、5番目の質問者となりました。新型コロナウイルス感染症の広がり、予断を許さない状況であります。一刻も早い終息を願い質問をしてまいります。当局の皆様の御協力をお願いいたします。  さて、国連により最新の世界人口白書2019が発表されました。その報告によると、2019年の世界人口は77億1,500万人と、2018年、76億3,100万人に比べ、約8,000万人増加しています。人口減少を抱える日本ですが、世界的に見れば人口は爆発的にふえていることになります。今から80年後の2050年には100億人に到達し、2100年には113億人になるとも言われております。こうした人口の急激な問題により、危機的な食料不足や資源不足に悩まされるとも言われておりますし、特に日本の食料自給率は40%以下と、ほとんどの食料を海外に依存しております。このまま世界の人口がふえ続ければ、日本国内でいつ食料不足になってもおかしくはありません。  また、この新たな人口予測によると、今後2050年までに予測される世界人口の増加の過半は、インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、エジプト、そして米国の9カ国で生じると言われております。インドは2027年ごろ中国を抜いて世界で最も人口が多い国になると見られ、増加率は地域によって異なり、さらに多くの国で人口減少、その結果として生じる世界人口の規模、構成、分布の変化は、経済的な豊かさと社会的福祉を改善しながら、環境を守るため世界が合意したターゲットを盛り込んだ持続可能な開発目標SDGsの達成に大きく影響します。  さて、そのような環境変化の中、世界のマーケットは大きく躍進しています。特に米国と中国のメガIT企業の競争戦略が注目を集めております。米国のメガIT企業は、頭文字をとってGAFA、ガーファと呼ばれております。グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、そして中国のメガIT企業はBATH、バスと呼ばれ、バイドゥー、アリババ、テンセント、ファーウェイとあります。アメリカと中国の8つのメガIT企業の分析から、世界の主要産業の動向や近未来の姿が読み解けるようであります。テクノロジー、電気、電子、通信、電力、エネルギー、自動車、エンターテイメント、いまや地球全体の主要産業の動向とGAFA、BATHの動向とは表裏一体であり、主要産業の近未来予測を行う上でも、分析は不可欠なプロセスであると言われております。  米国のGAFAの時価総額についてでありますが、時価総額とは株価に発行済み株式数を掛けて、その総額で個々の企業の市場での価値を表し評価するものだそうです。アップル社は7,485億ドル、日本円に換算しますと81兆5,865億円、アマゾン社は7,344億ドル、80兆496億円、グーグル社は73兆5,205億円、フェイスブック、34兆3,241億円というふうになります。  また一方で、日本の大企業では、トヨタ自動車、これは2018年の12月28日の終値でありますが、20兆9,027億円、NTTドコモ、9兆3,517億円、NTT、8兆7,416億円、ソフトバンクブループ8兆403億円といった状況です。アメリカの4つのIT企業GAFAの時価総額は、単純計算で約269兆9,271億円であり、日本の大企業4社の約5.7倍となります。  こういう世界経済の実情を背景に、トヨタ自動車は、2020年1月7日、米国ラスベガスで開催されたエレクトロニクスとITの見本市CESにおいて、暮らしを支えるあらゆる物やサービスをオンラインでつなげる実証都市コネクティッド・シティについてプロジェクトの概要を発表しました。今、御存じのように、トヨタのテレビCMで流れております。  このプロジェクトは、人々が生活をおくるリアルな環境のもとで、自動運転、MaaS、モビリティ・アズ・ア・サービス、パーソナルモビリティ、ロボット、スマートホーム技術、AI、人工知能技術などを導入、検証できる実証都市を新たにつくるというもの。暮らしを支えるあらゆる物、サービスがつながる時代を見据え、まちの中で技術やサービスの開発と実証のサイクルを素早く回すことで、新たな価値やビジネスモデルを生み出し続けることを狙いとしています。網の目のように道が行き交うデザインからウーブン・シティと名づけられました。  建設が予定されているのは、2020年末に閉鎖するトヨタ自動車東日本の東富士工場、静岡県裾野市の跡地、約70.8万平方メートルのスペースで、2021年初頭に着工、初期はトヨタの従業員やプロジェクトの関係者をはじめ約2,000人程度の住民が暮らすことが想定されており、まちづくりを進めていく上で、それぞれ独自のプロジェクトの実証に活用することを含め、世界中のさまざまな企業や研究者などに対して実証への参画を募るという。  また、都市計画を担当するデンマーク出身のビャルケ・インゲルス氏は、さまざまなテクノロジーにより、私たちが住むまちのあり方をは大きく変わり始めています。ウーブン・シティは、トヨタのエコシステムによって幅広いテクノロジーや業界と協議をすることができ、そのほかのまちも後に続くような新しい都市のあり方を模索するユニークな機会だと考えていますと語っています。  そのウーブン・シティの主な構想は以下のとおりです。まちを通る道を3つに分類し、それらの道が網の目のように織り込まれたまちをつくる。1つ目が、スピードが速い車両の専用道としてイーパレット、これは多目的電気自動車と言われていますが、これなどを走らせる。完全自動運転かつゼロ・エミッション、環境を汚染したり気候を混乱させる排気物を排出しないエンジン、モーター、仕組み、またはその他のエネルギー源を指すということです。そしてモビリティ、これは乗り物ということです。のみが走行する道。次に、2番目に、歩行者とスピードが遅いパーソナルモビリティが共存するプロムナードのような道。3番目に、歩行者専用の公園内歩道のような道とあります。  まちの建設は、主にカーボンニュートラル、化石燃料ではない木材でつくり、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境との調和やサステナビリティを前提としたまちづくりを行う。暮らしを支える燃料電池、発電も含めて、まちのインフラは全て地下に設置する。住民は室内用ロボットなどの新技術を検証するほか、センサーのデータを活用するAIにより健康状態をチェックしたり日々の暮らしに役立てたりするなど、生活の質を向上させることができる。イーパレットは、人の輸送や物の配達に加え、移動用店舗としても使われるなど、まちのさまざまな場所で活用される。まちの中心や各ブロックには、人々の集いの場として、さまざまな公園、広場をつくり、住民同士もつながり合うことで、コミュニティが形成されることも目指すといった壮大な構想を打ち出しました。  そして注目すべき点は、このコネクティッド・シティの拡張性です。コネクティッド・シティプロジェクトは、現時点では静岡県の裾野市のウーブン・シティ建設までの発表となっていますが、法制度などのハードルがクリアになれば、富士山の麓を起点にしつつ日本全国、さらにはグローバルにコネクティッド化、スマートシティを推進するということのようです。  世界経済の潮流をIT関連企業がグリップすることになった今、日本が米中メガテックに続く第三極になるかぎはトヨタにあると考える評論家も多く存在します。私は、コネクティッド・シティプロジェクトからトヨタの覚悟を感じ、また、さらに日本の活路、地方の活路を占う未来都市構想になるのではないかと思っています。  それでは、通告に従い質問してまいります。当局の皆様のわかりやすい、そしてスマートな答弁を期待して質問してまいります。  まず、令和2年度施政方針及び串間市の将来構想と持続可能な地域社会についてであります。  市長は、施政方針の中で、この1年も団結、継続、変革を変わらぬ信条として、3つの柱である真の地方創生、暮らしと心の豊かさ、くしま人財の育成の実現に向け邁進すると述べられております。まちづくりは人づくりという言葉がありますように、人を育てることはまちを存続、発展させるための大切な資源です。どのような人財を育成され、まちづくりに生かされるのか。くしま人財の育成について、具体的に示していただきたいと思います。  それから、スマートシティに向けた取り組みですが、9月議会でも12月議会でも、ICTやAI等の情報先端技術を用いた行政事務の効率化や市民サービスの質の向上、また、それを基盤とした地域活性化にどう取り組む考えか質問をしてきたところでありますが、12月議会では、情報化推進委員会で、スマート自治体に関する考えを整理したというような答弁であったと思います。私は、そのようなスピード感での取り組みでは取り残されてしまうと感じていますし、そういうこともあって、9月議会では、調査研究チームを立ち上げるなどして本格的な取り組みを始めてはどうかという質問をしたわけです。その際、市長からは、前向きに取り組みたいとの答弁をいただいたところです。さらに、施政方針においても、Society5.0についても触れられておりますし、市長としては先端情報技術の積極的な導入についてどのようにお考えになっているのか、基本的な認識について、まずお伺いし、あとの質問は質問席にて続行してまいります。(降壇) ○市長(島田俊光君)  (登壇)建設的な質問をいただきました。本当にありがとうございます。  人財育成は、基本的に私はこの人財育成を取り上げているところでございます。どのような人財を育成し、まちづくりに生かされるかとの質問でございました。  市長就任当初から変わらぬ信念の3つの柱の1つとしており、令和2年度施政方針にも掲げたところでございます。これまでにくしま創生会議やランチミーティングなど新たな取り組みをはじめ既存の会議などさまざまな場面における市民の皆様との対話の中で、私の市政に対する考え方をお伝えしたつもりでございます。  具体的には、一致団結した市政の推進のためには、信念を持ち、自身の意見をしっかりと持ち、そして行動することであり、人任せにするのではなく、主体性をしっかりと持つべき考えとしております。ひいては、それがよりよい串間の創造と思っております。  ランチミーティングの中で、今回若者が本当に串間の将来を考えて立ち上げてくれました。この若者と一緒に取り組んでいかなければならないわけでございますが、ただ、固定観念にとらわれない意見を求めておりますので、これについては、また、議員各位の御指導も賜りたいと思っているところでございます。  次に、スマートシティについてでございます。串間市が先端情報技術の積極的な導入について、どのように考えているかという質問でございました。串間市では、情報化推進委員会が示した技術的助言を参考に、各課等が新たな取り組みに挑戦をしている状況であります。先端情報技術の導入については、スマート自治体に関する情報などあふれている時代でありますが、串間市にあっては展開ができるよう、少数精鋭の体制でスピード感を持ってスマート自治体を実現したいと思っているところでございます。  今後、未来のまちづくりというのは、私が掲げていた森林リゾート、これが将来にわたって地球温暖化防止対策、そして快適で、スマートシティのように快適で安心して住めるような環境づくりというのを掲げておりますので、これについては、また議員各位の御指導を賜りながら、この串間の活性化につながるような方針を模索して努力していきたいと考えているところでございます。  あとの質問については、各課長に説明させます。終わります。(降壇) ○総合政策課長(江藤功次君)  (登壇)お答えいたします。  スマートシティに向けた取り組みの中での調査研究チームの設置につきましては、総務省を例にしますと、働き方改革におきまして、オフィス改革や行政手続の見直し、テレワークの推進などを行い、職員がより付加価値の高い業務に従事できるよう業務改革に取り組むことが不可欠であるとされております。  まず、この総務省の取り組みを参考に、業務改革を実施しまして、他の自治体にない串間市独自のスマートシティに取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。(降壇) ○6番(福留成人君)  市長、ありがとうございました。  それでは、引き続き質問をさせていただきます。  人財育成については、後ほどまたゆっくり議論をさせていただきたいと思いますが、その前に、今答弁があったスマートシティに向けた取り組みでありますが、調査研究チームについては、総務省などの取り組みを参考に、串間独自のものをつくるということで理解をしたところです。いろいろ調整をしていくということについても、市長も言明されているところですから、ぜひ独自のものをつくっていただきたいと思いますが。  それでは、具体的に、今後はどのような体制で、また、どのようなステップで、この独自のものをつくり上げていくのかというのを、もう少し詳しく教えていただきたいというふうに思います。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  現在のところ、そういういつまでにどういうものをつくり上げていくかということにつきましては、まだ、調査研究している段階でございまして、今のところ、お示しすることができませんけれども、先ほど市長が御答弁申し上げましたように、情報化推進委員会の中で、研究課題として、るる、デジタルサイネージや電子掲示板を活用した広告等の提示とか、OAフロアの導入とか、そういうった執務的なこととか、全ネットワークの無線化とか、職員用パソコンのモバイル化とか、そういったさまざまなケースに応じた取り組みをしていく必要があると思いますので、今後も引き続き調査研究をしていきたいと思います。  研究チームの設置につきましては、いろいろこれまでも質問がございますけれども、いろんなチームも庁内にございますので、そういったチームを活用しながら、検討させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  本当にちょうど新しいまた第六次の長期総合計画等々も含めて、転換期ですよね、市長、やっぱり、市長が再生元年というのはですね、新たな取り組みをするということもおっしゃっていますので。ぜひ、そういった意味でも、横文字ばっかりが多くて、何か自分でもまどろっこしいというか、多分同世代の人たちからすると、横文字が多いがねというふうに思われるんです。僕も非常に言いにくいんですが、しかしこういう現状というか、今、若い世代は、多分これが普通になってきているんだろうということを考えると、先ほど言いましたように、Society5.0とかSDGsとかドローンとかスマートとか、いろんなのが出てきますけど、勘弁していただいて、話を進めていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次に、それでは、地域公共交通事業の進捗と構想について伺います。  地域公共交通については、現在、調査計画に取り組んでいるということで、このことにつきましても、12月議会でお尋ねさせていただきました。そろそろ取りまとめの時期に入ってきているのではないかと思いますので、前回と同じ答弁でないことを期待しながら質問させていただきます。ここまでの進捗状況、地域公共交通事業の具体的な進捗状況をお聞かせください。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  本年度におきましては、本市の特性に鑑みた望ましい公共交通網の姿を明らかにするマスタープランといたしまして、串間市地域公共交通網形成計画の策定に現在取り組んでいるところであります。  進捗状況といたしましては、各種調査結果の取りまとめ等も終わりまして、現状の把握や課題の整理を行い、本年1月に串間市地域公共交通網形成計画の素案につきまして、串間市地域公共交通会議において協議をいたしたところでございます。  また、先月2月には、関係課及び交通事業者ヒアリングを実施いたしまして、計画目標及び目標を達成するために実施する事業について整理を行いまして、それを加味いたしました串間市地域公共交通網形成計画案につきまして、当該交通会議において協議をいたしたところでございます。  今後、パブリックコメントを得まして、3月末までには計画を策定する予定としております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  その策定は3月までにするということで、また、パブリックコメントを経てということになりますが、これは当然のことだと思うんですが。  次にですよ、特にそこから見えてくる課題、それをどう整理して着地させるかについて、どのようなイメージを持っているのか。現在の見通しで構いませんので、その点しっかりとお聞かせください。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  課題といたしまして、公共交通利用者の低迷、交通不便地域の存在、移動ニーズと路線網、ダイヤの不一致、観光需要への対応、まちづくりの方向性との連携などが見えてきたところであります。  今後につきましては、買い物、通院等の外出行動、外出時間を考慮した利便性の高い運行ダイヤに改善するとともに、運行の効率化を図ってまいりたいと考えております。  集落部におきましては、バス停の新設やルートの延伸により、きめ細やかな運行を行うとともに、一部地域におきましては、区域型運行への転換を検討してまいりたいと考えております。  また、建設中でありますが、道の駅くしまの整備と連携いたしまして、市民の憩いの場としての機能や交流拠点としての機能を最大限に発揮するため、道の駅を拠点といたしました路線網への再編を図ってまいりたいと考えております。  さらに各地域において、公共交通体験会を開催いたしまして、バスの仕組みや乗り方を体験することで新規利用者の獲得も推進してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○6番(福留成人君)  おっしゃることはよくわかる部分もあるんですが、広報くしまでも、バスの何か出てました。非常にわかりやすいかなということで感じたところです。  きのうの一般質問、同僚議員の中でも、特に高齢者の交通網が心配だというお声も、もちろん市長もその点については、よく御理解していただいているとは思うんですが、具体的に、課長、在来線のJR線もあるわけですよね。タクシーもあるわけですよ。その辺としては、そういうふうに組み合わせていくのかというのがありますか。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  公共交通機関としては、JRとか宮交バスとか、いろんな公共交通機関があるわけですけれども、それぞれなかなか利用者の促進につながっていないということがありますので、例えばJRの串間駅への到着時間、それとよかバスの時間をうまく組み合わせたりとか、そういった連携も今後は、当然これまでも必要だったんですけれども、なかなかそこの計画ができていなかったところもございますので、そういった他の公共交通機関同士の連携といいますか、運行ダイヤの改正も含めまして、総合的な公共交通の推進を図っていきたいと考えております。  以上であります。 ○6番(福留成人君)  私たちも、東九州自動車道の要望活動とか、もちろん命の道路ということで、要望活動をさせていただきます。これが早く開通できるようにということで、これまでもずっとやってきたんですが。  今、串間の各地区の高齢者の皆様、この交通網のことについて、またそこまで行く足のことも大事なんですよね。バス停というか交通網の整理ができないと、いろんな課題があると思うんですが。命の道路というか、僕たちにとってもまさに足元にある重要なこの公共交通事業の構想だと思いますので、しっかり取り組んでいただいて、改善できる点はすぐに改善していただいて、本当に地域の住民の皆様に使いやすい、わかりやすい構想にまとめていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  次に、地方創生マーケティング事業についてであります。  これも12月議会でお伺いしましたが、地方創生マーケティング事業、現在、鋭意取り組まれているところだと思いますが、その進捗状況と真の狙い、現在がどうだから、そこをこう改善し、そのような効果をいつまでになど、詳しく教えてください。特に、次年度以降における取り組みや、今年度、得られたデータとの活用策についてはどのようにされるのか、具体的に教えてください。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  地方創生マーケティング事業で作成を行っております産業連関表につきましては、現在、作成の最終段階にありまして、3月上旬には完成する見込みとしております。完成後は、産業連関表の利活用方法の研修も実施する予定としております。  消費状況調査を分析しましたところ、食料品は、市内での調達の割合が高い一方、衣類等につきましては、市外での調達が多く、生活の基礎商品の市内調達にばらつきがある結果が出ております。  地方創生マーケティング事業は、これまで把握が難しかった金の流れを、産業連関表を用いて把握いたしまして、域内循環する市経済の構築を目指すこととしております。  あわせまして、市が行う施策が金の流れにどのような波及効果を充てるかにつきましても、産業連関表を活用いたしまして検証することにより、より効果の高い施策を導き出すことが可能となるものであります。  令和2年度におきましては、産業連関表を使った事業分析を行いまして、事業の波及効果を検証する体制を整えまして、地域産業へ高い効果を発揮する事業を実施できるように取り組んでいきたいと考えております。  以上であります。 ○6番(福留成人君)  これ非常に有効な手段ということで、産業連関表ですね、地域経済へ高い効果を発揮する事業ができるように取り組むということなんですが、この産業連関表は、串間の強みと弱みを知ると、こういう事業だというふうに私の中では認識しているんですが、そうすると、最終的な到達点ですよね。産業連関表を使った、また、買い物調査をしたというところの最終的な目標、目的というのは、どこに生かされていきたいのか。行政だけの問題なのか、それともそうじゃないのか、その点については、どうお考えでしょうか。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  最終的な目標といたしましては、やはり串間市内の域内循環、流通がうまく回るように、串間でつくられたものが串間で活用されて、逆に市外から、なるべく市内の資源等が市内で循環していく、そういったことを最終目標としておりますけれども、これは行政だけが活用するものではなくて、市内の経済団体とか、そういった各種団体にも、ぜひ使っていただきたい、また、いただけるものと思っておりますので、また、今後につきましては、職員研修はもとより、市内の経済団体の皆さんにも研修に参加していただいて、ちょっと難しいところもあるんですけれども、数回研修会を開いた上で勉強していただいて、ぜひ市内の皆さんにも活用していただきたいと考えているところでございます。 ○6番(福留成人君)  非常に僕も大事な事業の1つだと思いますので、ぜひ、その活用策と、この事業はしっかり成就するように取り組んでいただきたいというふうに思います。  それから、もう一つ、本市の人口減少は、予想よりも早まっているという、これは総合政策の課長が前回答弁されたと思うんですが、この点、だから先手をとって、緩やかな人口減少というのは、先ほど市長もおっしゃいましたところになります。最低限の人口を確保する、こういう策が非常に重要になってくると思うんですが、そのための人口分析、予測のプログラミングを行うような担当者を決めたらどうかと思うんですよ、この人口に限っては。その点はお考えでしょうか。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  人口分析予測につきましては、当市の人口ビジョンが本市の指針となっていることから、総合戦略に掲げる事業の効果と人口の動向を分析し、必要に応じて事業の見直しを行うことで、一定規模の人口の維持を図ってまいりたいと考えております。  担当者の設置につきましては、貴重な御意見として賜りまして、ちょっと調査研究させていただきたいと考えております。  以上であります。 ○6番(福留成人君)  市長の御答弁の中にも、政策といいますか、SDGs、後でまたお話をさせていただくんですけれど、環境についてとか、やっぱりどこかに重点を置くと思うんですよ。それとエネルギーですよね、うちがやらなければいけない、再生可能エネルギー。この部分と、あわせて私はこの人口減少をどう食いとめるかという部分の、もっと専属的なといいますか、それを特化してちゃんと見守る人がおらんとですよ、なかなかただ1つの役割で当て込むだけでは、ちょっと足りないんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひこの人口分析、プログラミングも含めた担当をつくっていただきたいと強く要望をさせていただきたいと思います。  それでは、次に、公共施設等総合管理計画について伺います。  公共施設等総合管理計画、2014年4月、総務省から公共施設等総合管理計画の策定要請が通達され、地方が主体的に継続性のある行政運営を図るための施策の1つとして、公共施設等の各用途の具体的な計画を策定し実行していく、そのことにより、本市全体の調和のとれた持続可能なまちづくりに必要な公共施設等を維持し、あわせて未利用財産の売却や利活用を具体化することを目的として、本計画を策定するということになったようであります。  これまでも、この計画については、たびたび質問をさせていただきました。今回、施政方針の中に、この公共施設等総合管理計画がなぜ私は掲載されなかったのかという部分が非常に不思議に感じたところでもあります。理由はいろいろあるとは思いますが、ふるさと納税などの外貨を獲得することが非常に今厳しい状況の中で、財政負担の軽減、串間市が未来永劫明るく豊かな地域社会を形成していくためには、ICTやAI等の情報先端技術を積極的に導入する、高齢化社会の課題の1つである地域公共交通構想、それから本市の、先ほど言いました経済、強みと弱みを知る地方創生マーケティング事業による高度な分析、そして将来の人口規模に応じた公共施設のあり方、この4つが串間再生の政策パッケージだと私は感じています。  情報先端技術を取り入れ、住民サービスを向上させ、高齢者の移動手段の確保、強みと弱みを知るマーケティング事業、そして老朽化した公共施設等の廃止、統合による財政面の負担を減らすことが本市を持続可能なまちにすることになる。串間市が保有する公共施設217施設552棟、総延べ床面積約143.88平方メートルのうち、建築後30年以上が経過している施設が約5割、今後40年間で公共施設と道路、橋梁の更新費用として953.7億円が必要と算定されているが、施設整備に充てることができる予算は今後40年間で約440億円、毎年11億円が不足する。ですから、利用度、維持管理費、耐震、老朽化、地域的な課題等を勘案し、統合、廃止、売却を検討せざるを得ないということになると思うんですが。  そこでまず、地方交付税の状況についてであります。現在、毎年、およそ1億円減になるというふうに聞いておりますが、そのとおりですか。 ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。  今、議員のほうから御案内がありましたように、過去5年間で申し上げますと、約1億円近くの毎年度減額となっているところでございます。これは、人口減少等に伴う基準財政需要額の減少や、国の制度改正等により年々減少しているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  それから、続いて一般会計なんですけど、これは一般会計に今現在130億円程度ということで推移しているんですが、過去鈴木市長の時代は、財政を圧縮するといいますか、危機宣言が出されたりして、98億円程度になった時期があったんじゃないかなと思います。それから今は130億円程度ということに、それはいろんなものが伸びてきているのかなと、負担がふえているのかなというようにも思いますが、将来的に財源を、今おっしゃったように交付税は減っていくという中で、生産年齢人口や高齢化ということが想定されるわけですから、非常に厳しいと思うんですけど、この10年後の一般会計の想定額という形でお話をしていただけるとありがたいんですが。それから一般財源を100億円程度維持をするというふうに考えると、いつぐらいまでやったら、これができるのか。そういう点について教えていただければと思います。
    ○財務課長(内山田修二君)  答えいたします。  10年後の一般会計の予算額につきましては、御案内がありましたけれども、なかなか国の制度などに左右される面や人口減少等、また、地方交付税の全体的な動向、また、一方では、社会保障費の増加等もございます。この中で、なかなかそれを明確に予算規模をお示しすることはなかなか難しいところでございます。  しかしながら、予算規模につきましては、ある一定規模を維持しつつ、市民のサービス低下につながらないような予算規模を維持していきたいというふうには思っているところでございます。  その中で、歳出の抑制、市債の残高の圧縮等も行いながら、引き続き財政健全化に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  先ほど言いましたように、公共施設ですよね、公共施設の管理計画というのがあって、これ40年間でやらないといけないという国の先ほど言いましたように通達があったということで、毎年、これは地域財政見通しと、これまでもいろいろ話が出てきたんですけど、私はやっぱり本当に今おっしゃるようなことで、この財政規模が維持できるのかどうかという、国を見て、周りを見て、消費税とか社会保障費とかいろいろあるとは思うんですけど、いや、うちはこの130億、100億円は必ず維持するんだよと、財務課というか財政をまずしっかりしてもらいたいということだと思うんですよね。ひょっとして、このままいくと財政破綻するんじゃないですかって、そのときに言われたときに、やっぱり困るんじゃないかなと思うんですが。  その点、市長、どうですかね、この点の考え方というのは。何か1つの枠組みがあって、その中で、とどめるんだ、だからこうするんだという、そういう政策が出てきていいと思うんですけど、市長、御意見があればお伺いしたいと思うんですけど。 ○市長(島田俊光君)  議員言われるように、本当にこの公共施設についてはどのように維持していくかということは、非常に心配をいたしているところでございます。  まず、とりあえず、今私が考えているのは、今回、SDGsもしかり、スマートシティもしかり、チームを職員みずからつくっていただいて、今研究しております。  その中では、やはり公共施設、今、耐用年数が来ている分は仕方がないとして、耐用年数のまだ来ていない分については、企業とのコラボを今から考えていきたいと思います。それは、私が先頭に立って動いていかなければならない問題でございますから、これも1つは、企業の職員の教育、そしてことしから私も市の職員をそういうところに教育にやります。教育にやって人財育成というのを図っていくわけですが、その人財育成を図る場所として提供したいと思っているわけです。  これは、やはり今、公共施設をこの南那珂圏内の中でかなり廃止しなければならない公共施設があります。その部分についても、日南の市長とも話をしながら、どのようにこの南那珂全体で、あるいはまた日南、串間、志布志を含めた中での残さなければならない公共施設、残さんでもいい公共施設というのは、今後検討していかなければならないと思います。  議員言われるように、今後10年間の中に、一番問題になってくるのは、やっぱり小学校と幼稚園の問題です。こういうこともやっぱりしっかりと踏まえていかないと、人口減少に立って交付税が下がるというんじゃなくて、交付税はやっぱり地方創生の中に一定額というのは組み込んでなければならないという、それもやはり市長会の中でも話が出ているわけですから、やっぱりそこは今後我々の努力だろうと思いますので、しっかりと踏まえた中で、今ある公共施設をうまく利活用できるようなことを今回努力していきたいと考えております。  以上です。 ○6番(福留成人君)  ありがとうございます。  本当に市長がおっしゃるような形で進んでいかなきゃ、もう残れないなと、地域はというふうに、地方都市は残れないと感じています。  もう一つお伺いしたいのが、課長、公共施設等管理計画については、毎回12月議会では、個別計画を策定中ですということでした。個別計画のそれぞれ令和2年までにとかいうのは上がっている施設もあります。しかし、もう一度お伺いしたいのは、市長もそういう御答弁していただいたんですが、この人口減少が進む本市において、現在の時点で、財政的な観点から集約しているデータや情報で構わないですので、今後5年、10年の単位でどの程度の公共施設を廃止または統合する必要があると推測しているのか、そして統廃合に当たっての優先順位や判断基準は決めているのかどうか、お尋ねいたします。 ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。  串間市公共施設等管理計画におきましては、長期的な視点なんですが、40年間という長いスパンの中で、延べ床面積を約60%圧縮を目標に掲げさせていただいております。その中で、やはり10年スパンというような形で見直しを図っていかなければならないんだろうというふうに考えています。  直近の中では、今、御案内のありました個別計画を現在作成中でございまして、それを取りまとめる中で庁内協議を踏まえ具体的にお示ししていきたいというふうに考えておりますので、御理解のほうよろしくお願いします。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  なかなか言いにくいとは思うんですよね、どこからするとか。私は、そうしてもう一つ、この課題については、各課に投げるんではなくて、財務課が中心となって主体的に意思を持って、プラン、ロードマップですよね、これをつくり込んでいかなければならないのではないかと、もう一度、その認識についてお尋ねします。 ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。  今、御案内がありましたとおり、財務課が中心となって全庁的に取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  課長、あのですよ、そんな通り一遍の答えではなくて、もう少し真剣に答えていただきたいんですよね。なぜなら、この場所は串間市の現在の課題を議論することはもちろんですけど、将来ビジョンや串間市のあり方など政策を議論する場でもありますから、どうか行政の皆さん、臆することなく、積み上げた理論や熱い思いを堂々と話していただきたいと思います。それに対して、言葉じりを捉えたり不毛の批判をするつもりは毛頭ありません。どうか信頼していただいて、これから自由闊達な議論の場にしていこうじゃありませんか。いかがですか。  これを踏まえて、先ほどの質問につけ加える答弁はございませんか。 ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。  今、貴重な御提言をいただきましたので、そのようにさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  かたいですね。なかなか財務課長はやっぱりそうないと、財政は立ち進まないのかというところなんですけど。  もう一点お伺いします。さらに、この公共施設の管理、総合計画等については、市民や関係団体等にどのように周知し理解を促していくおつもりですか。 ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。  公共施設の特に廃止であったり統合であったりというのは、市民の皆様に大変いろんな意味で御理解をいただかないといけないというふうに認識しているところでございます。  したがいまして、事業の進捗に合わせまして、関係団体、また住民の皆様等に順次説明会等、御理解を求めるような形も出てくるというふうに考えておりますので、そのように進めさせていただきたいということでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  多分今後も聞けというふうに僕は捉えましたので、次回以降の議会でもお聞かせしていただきたいというふうに思います。  それから、次に、政策連携に対する考え方なんですが、政策連携に対する考え方について、もう一度総合政策の課長さんに伺います。行政評価の中で、事業評価等における優先順位の決定などの課題解決や地域の課題、スクラップアンドビルドの事業、政策を連携することで、課題を解決する、図れることがあろうかと思いますが、そういう考え方についてどう思われますか。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  昨今の多様化する市民ニーズや職員数の減少などにより、政策連携は非常に重要と考えております。  また、各事業につきましては、担当部署ごとに内容を精査し、スクラップアンドビルドの徹底を図るとともに、他部署と連携することで、効率や効果が高まると思われるものにつきましては、分野横断的に取り組んでいるところでありますが、これまで以上にその必要性は高まってきているため、さらに政策連携が図られるよう取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  先ほど言いましたように、自由闊達な、課長の思いがあると思うんですよね。僕はその思いがちょっと足りないような気がするんですね、お言葉の中に。積み上げてきた熱い総合政策課長としての、この1年間の覚悟みたいなのが、僕は聞こえていいと思うんですが。  それからもう一つ聞きますよ。自治体が地域を経営する力がどれぐらいあるか、これが地域の命運を分けると言われております。将来を見据える力、きちんと是々非々で議論できる力、さらには実際に変えていく力があるか、そしてそれを市民に伝えていけるか、自分たちだけでなく、外の地域や企業などとつながる力があるか、先ほど市長がおっしゃったようなことだと思います。  この力の源泉は、1つ目に、まず、素早く動けるか、2つ目に、長期的に物が見られるか、3つ目に、痛みを乗り越えられる力があるか、地域住民への丁寧な説明や意識改革を図っていかなければならない、これまでのような分野横断的な取り組みでやりますでは、僕は解決できないと思うんですよね。パッケージをつくらんといかんと思います。そのための政策連携、指針、ガイドライン等、根拠を持って策定すべきだと思いますが、課長の積み上げてきたものの思いをぜひ聞かせてくださいよ。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  スピード感を持ち、かつ中長期的に持続性を維持できるのかということ等も踏まえつつ、スクラップアンドビルドの理念により目的を達成した施策はもちろんのこと、効果や必要性の薄いもの、時代に沿わないもの等についても廃止したり、内容の見直しを常に行っていくべきであると考えております。  庁内における政策連携に特化した指針やガイドライン等は、現在設けておりませんけれども、行政評価の中でコスト削減や事業間調整について検討がされているところでございます。  コストの削減や事業間調整などを含む政策連携は、事業を構築する際に重要な要素となることから、事業評価においてこの要素が高いものなどが政策に反映できるよう善処してまいりたいと考えております。  私の思いということでございますけれども、先日来の市長のほうからも御答弁がありますように、串間温泉いこいの里のリニューアル、それから都井岬観光交流館のオープン、それから来春には道の駅のオープンということもございます。それから新エネルギーの関係でも、木質バイオマス発電所とか風力発電施設についても本年10月に稼働等していくということで、今が一番串間市にとって生き延びていく持続可能な串間にするための一番重要な時期だと考えておりますので、私も抱負ということで、私も子年ということも踏まえまして、職員向けにはここ1年が一番の勝負の年であるということを朝礼でも十分言ってきておりますので、これまでもいろいろやってきたんですけれども、さらに最終章ということもありますので、そこを踏まえて、ぜひ職員一丸となって全庁的な取り組みの中で頑張っていきたいと考えております。  以上であります。 ○6番(福留成人君)  僕は、やっぱりここで丁々発止の議論がしたいというのが1つありまして、そしてそのためには、まず皆さんが何を考えているかということをやっぱり引き出さないかんと思うんですよね。もちろん最終的に市長を支える、市長の政策についてしっかりタッグを組んで全庁的に取り組んでいくと、こういう姿を望んでいるところであります。  市長に伺います。行政は公平性が大事だと思います。しかし、公平性を求めることが強くなり過ぎると、重点投資ができなくなる。そこでこういう未来をつくるために、今はここに重点投資をするからということを、設計し、説得して進めていく必要があります。ないものを新たにつくることは、ある程度の理解が得られる場合が多いと思いますが、既にあるものやサービスをなくす、これは大変なエネルギーが必要になることは十分にわかっています。しかし、今、この課題から目をそむけてはいけないと感じています。むしろ、この分野で地方創生、地域再生のトップランナーになる意気込みが必要であり、それには強いリーダーシップが必要であると思いますが、市長はどのように認識しておられますか。 ○市長(島田俊光君)  私、みずから先頭を切って努力していかなければならないと考えております。その中で、今、就任して2年間過ぎたわけでございますが、2年間の中で都井岬交流館、そして温泉、そして高松広場の整備、次々にようやくでき上がりました。これをつくるのもやっぱり2年かかりました。その中に、やはり職員がみずから努力をしてきた、その中で、自主的に職員が動き始めたというのが本当に今回の事業計画をつくるに当たって、SDGsもしかりなんですが、スマートシティもしかり、みずからもうチームをつくって、これからの10年後、20年後を見据えた中での串間の生き方というのを真剣に職員が取り組み始めました。  私も一番組合長時代から取り組んできて、地方が生き残らなければならない1つの核となるものが、私は森林リゾートと木質発電、そして風力、これが私が取り組んできた事業でございます。木質発電は、地球環境を補う森林の資源を生かして変えていくエネルギー、これはもう2050年には新エネルギーをやはり再生可能エネルギーに50%変えるということを、もう国が指定しておりますから、本当に我々がやってきたことが、ようやく見えてくるような時代になってくるなということになるわけですから、やはりそれは今をどのように我々が努力していかなければならないかということを真剣に考えなければならないと思います。  このことについては、職員みずから動き始めたということでございますから、私は次々にでき上がったものが串間の将来を1つの礎をつくっていく、そういうポジションができるということであったから、私はことしを再生元年として位置づけしたわけでございます。  そのような中で、職員の教育もしながら、そして職員みずから努力していくようになりました。そしてその事業計画するための事業費を積み上げるにしても、やはり財政との協議をしなければならない。我々はこの事業については1,000億円要るんだよとか50億円要りますと言っても、やはり財政が今厳しいわけですから、その部分をカットしなければならない。カットした場合に、じゃ、何年このカットした部分を積み上げて完成させるのかということまで真剣に考えてくれるようになったということは、本当にこれから未来志向に動いていくチームができるなと思っております。  そういう中で、私は、連携、1つの、例えば市役所であれば1階、2階、3階ありますけれども、その1階、2階、3階全部横と縦の流れの連携というをとるように命令はしております。それがなかなか今までできなかったこともあるかと思います。でも、それをクリアしなければできないわけですから、やはりそこを職員も真剣に取り組むようになったということは、これからの串間市の再生にかかるものじゃないかと思っております。  以上です。 ○6番(福留成人君)  もう市長の思いはよく感じとった次第です。  実は、次に、SDGsということで質問させていただきますが、市長がおっしゃるように、これから先、非常に重要な再生元年の年を迎えて、このSDGsを取り入れていくということでお伺いしております。これからの中には、職員研修とか意識改革ということになろうと思いますが、SDGsというのは、そもそも何なのか、市民の皆様に向けてわかりやすく説明をお願いします。 ○市長(島田俊光君)  ありがとうございます。  私は、これをことしの一番の重要課題として取り組みたいと思っております。SDGs、理念は持続可能性、市民の主体性、そして自立的好循環等を趣旨としており、この理念を取り入れることで、今まで取り組んでいた事業や、これから取り組む事業をより発展的かつ持続可能性を持たせるものでありますので、10年間の重要な計画であります。長期総合計画との関連性は強いものでありますので、この理念による事業の構築や運営を図るために、事業に取り組む市職員の意識改革はもちろんのこと、主役である市民の皆様の意識改革も非常に重要であると考えております。  私は、この未来構想の未来都市、そしてSDGsに重なった未来の都市構想というのがあるわけですが、その中に都道府県も入っています。たまたま私どもが森林組合時代から交流を持っていた北海道の下川町がSDGsを認証をとっているわけですが、我々これから10年先を見据えた中では、どうしてもこのSDGsの認可をとらなければ、次のステップが踏めないような状況になってきます。  先ほど言った2050年の再生可能エネルギーを50%つくるんだということと、あとは自分たちが住まうとして安心して安定した地域の中で暮らせる部分、それもこのSDGsの中に17の項目の中に入ってきているわけです。持続可能な市町村をつくるためには、どうしてもこの認可というのは必要であります。私がバッジをはめているこのバッジを下川町の3,800人の人間が90%の方はこれを知っているわけです。やっぱりこれは、今から我々が市民に広めていって、じゃ、将来こういうまちをつくるんだよと、目標はこういうことなんだということを一つずつ説明していかなければならないと思います。これが職員の努力だろうと思います。そしてまた、議会の皆さん方とも連携していかなければ、これはでき上がらないわけですから。どこもつくった未来都市構想というものは、全部、議会と行政と市民と密着してやっております。これはやっぱり将来のことを踏まえた中での我々が目標とするところを達成するための条件整備ですから、これしっかりやっていかなければならないと考えております。  これについて、今、職員がみずからチームをつくって、じゃ、一からどのようにするんだということも始めております。串間市の中では7団体、経済団体との10カ年計画というものをつくり上げるように、今、職員みずから働いております。やはりこれは意識改革がようやくなったかなと思っております。これについては、また、議員各位との連携をとりながら、しっかりと踏まえていきたいと思います。  たまたま私には、県のほうに総務省の方が2人いらっしゃって、このSDGsに絡んだ人がいらっしゃいますので、条件はいいと思います。早くこれを取り組んで、今年中に計画をして、来年度、申請ということになろうかと思います。  以上です。 ○総合政策課長(江藤功次君)  私のほうから、SDGsの用語について説明をいたします。これは、サステナブル・ディベロップメント・ゴールズの略でありまして、誰一人取り残さない持続可能な社会実現のため、2030年を年限とする貧困からパートナーシップまでの17の開発目標を掲げたものであります。  2015年9月の国連サミットにおきまして、2030年を年限とする全ての国を対象としたSDGsが採択されたところでございます。  このSDGsの17の開発目標には、教育、エネルギー、成長、雇用、まちづくりなどがありまして、地方創生における取り組みにも合致するものであるため、さまざまな施策を展開する上で重要な指標となるものと考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  次に、わかりやすく言うと、本市との関連性ですよね。市長もおっしゃったようなことなんですが、串間市が重点的に取り組む項目はどこなのか、もう一度お答えいただきたいというふうに思います。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  SDGsにつきましては、豊かで活力ある誰一人取り残さない社会を実現するため、一人一人の保護と能力強化に焦点を当てた人間の安全保障の理念に基づき、世界の国づくりと人づくりに貢献していくと国のアクションプランに規定されておりまして、全ての項目が関連するものと考えております。  つきましては、本市の地方創生を目指すためには全ての項目が重要であると考えており、バランスよく課題を解決していくことを目指しておりますが、財源や人材には限りがあり、その時々の事情などを勘案しながら、選択と集中による施策の推進は必要でありますので、本市の持つポテンシャルを最大限引き出し全体への好循環を波及させるため、自然が生み出した産業や風景、新エネルギーといった環境分野を柱に据えて取り組むものと考えております。  以上であります。 ○6番(福留成人君)  ありがとうございます。  それでは、次に、くしま人財の育成ということで、先ほど市長に壇上でお答えしていただきました。主体性を持ってランチミーティングや若者を中心に、これからまた企業へ訪問させたりとか、いろんな取り組みをされていくというようなことを伺ったんですが。  私は、市長、先ほど最初に冒頭で言いましたように、トヨタがやるコネクティッド・シティと、コネクティッドというのはインターネットに接続されるようなまち、コネクティッド・カーとかいろいろあるみたいなんですが、ぜひ、この静岡県裾野市、人口が5万数千人だというふうに聞いています。これ、2,000人規模の、最初、当初、工場跡地にまちをつくるんですよね。テレビでやっているんですが。ここに職員を派遣したらどうかと思うんですけど。これからの日本、先ほど言いましたように、将来の未来構想が変わってくるとすれば、経済の潮流をIT企業みたいな大きなところが、もう握ってしまっているんですよ、今。そことタイアップ、じゃ、第三極で日本で言うと、やっぱりトヨタが中心になるというふうに私も思っているんですが、ぜひこの未来都市構想があるトヨタの新しい取り組みのウーブン・シティに職員の研修を何年か行かせたらどうかと、そしてそこで学んできたことを実際ここで、また取り組んでもらうと、そういう循環をさせたらどうかと思うんですけど、それはいかがでしょうか。 ○市長(島田俊光君)  ありがとうございます。  本当にこういうことは積極的にやるべきだと思っております。私の経験上、私も森林組合当時、優秀な組合と姉妹締結をして、半年ずつ交流をしておりました。今、南那珂森林組合は沖縄県からと下川から職員が来て派遣をして南那珂の事業のマスターをしております。我々も今、議員言われるように、そのことは必要だと思っております。  一番教育の中で、昔は松下電器やらシャープやら日立という大企業が有名でありましたけれども、今は先ほど議員言われたようなアップルやグーグルやら、そういう事業のほうが伸びているわけですね。昔の事業はだんだんだんだん下降しています。ただ、トヨタだけは動いているということは、やはりトヨタはそれだけの人材をずっと世界中から集めてきているわけですよね。だからやっぱりそこは企業のすばらしいとこだなと思います。  私も今、議員言われたように、この職員の派遣というのは、定かではありませんけれども、まずは私がSDGsに取り組んで、この10カ年計画、これをやらなければなりませんので、一つずつ優先順位を決めてやっていきたいと思います。人財はすぐできるというものではありませんので、このことについては、また、少し研究させていただきたいと思っております。  以上です。 ○6番(福留成人君)  ぜひ前向きな検討をお願いしたいというふうに思います。  市長、これまでの質問については、スマートシティに向けた取り組み、地域公共交通事業の進捗と構想、地方創生マーケティング事業、公共施設等総合管理計画、SDGsと第六次長期総合計画、それから政策連携のあり方、そして人財育成、これらの質問は今後加速する高齢化、過疎化を乗り切るためには、最も重要な施策事業であると考えています。  現役世代、各分野の担い手が減少する中、それでもこの地域に住む人が、快適で豊かな生活をおくるために、持続可能な地域社会を実現するためには重要なアプローチだと考えていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次に、教育行政に移ります。  登校したくても登校できない状態にある児童生徒の社会的自立や学校復帰を図ることを目的とした不登校児童生徒適応指導教室、ふれあい教室についてであります。現在の生徒数、小学校、中学校の割合について教えていただきたいと思います。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  本年度の適応指導教室に在籍している児童生徒は、小学生が2名、中学生が6名で、合計8名であります。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  大変子供たちの状況というのがなかなか見えてこないんですけども、この推移というのは、直近で言うと、こういう学校に通えない子供たちっていうのは、潜在的にこれからふえていくのか、それともこういう取り組みがあって減っていくのか、そしてこの教室というのはどこで開催しているのか、その辺をもう一度詳しく教えてください。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  適応指導教室の児童生徒の数の推移ですけれども、その年度によってその数字は変わってきております。それから場所につきましては、中央公民館の1室を間借りしまして、そこで適応指導室の指導員を2名配置して、生活指導、それから学習指導、進路指導を行っているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  後ほどほかの関連としてお伺いしたいところもありますので、お願いしたいと思います。  次に、地域学校協働活動事業というのがあるんですが、この活動事業の趣旨、事業内容、目的について教えてください。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  地域学校協働活動事業につきましては、串間市、福島高校、経済団体、教育委員会の4者で締結しました包括連携協定により、児童生徒の学びのフィールドを発展させていくための事業となっております。
     文部科学省等が設置を推奨しております地域学校協働活動本部については、国、県、市が3分の1ずつ経費を負担し、非常勤のコーディネーターを配置することで、具体的には学校が行う職業体験、それからインターンシップの受け入れ事業の拡大を目指していくものでございます。  事業者におきましては、受け入れ方法などについて十分周知をしていきながら、児童生徒の学びの環境の充実を目指していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  そうすると、実は先日、串間市・児童生徒の学びのフィールド研修会という講演がありました。串間の大人はみな教材というプログラムに参加をさせていただきました。非常に有効な手段の1つだなというふうに感じたところでありますが。  これと、今おっしゃった地域学校協働活動事業の内容というのは、非常にリンクする部分があると思うんですけど、まず、その関係性ですよね。それとさっきの協働事業と位置づけといいますか、この辺はどういうふうになっているんですか。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  これまで、中学校、高校がインターンシップとか職業体験を行っておりましたけれども、受け入れ側の企業にとっては、どういうふうに受け入れていいのか、どういうふうに子供たちに仕事を体験させていいのかという、そういった課題がございました。そこを課題解決するために、コーディネーターというスタッフを教育委員会に1名配置しまして、学校が職業体験を行う企業に訪問しまして、企業にはこういったことをお願いしますとか、そういった目的というか、やり方について詳しく説明をしていくと、そして子供たちが職業を体験する上で充実した環境をつくっていくということが1つの目標となっております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  この串間の大人はみな教材という中に、今おっしゃったようなインターンシップとか、大人に密着して、働く様子について観察するということで、ジョブシャドウというのがあるんですよね。影の大人の、中高生が働く大人に影、シャドウのように密着し、働く様子について観察するキャリア教育プログラムということで、アメリカ発祥で日本でも行政やNPO団体、学校などが主体となり、各地で開催されるということであります。  これを読んだり、これまでの取り組みを見ますと、串間の大人はみな教材という、多分私たちも大人の中の一人に私もなるとは思うんですが、今後、この部分については、どうしていきたいと思っていらっしゃるんですか。その点、どの辺の位置づけにあっているのか。今おっしゃったように、いろんな人たちと連携をとりながらしないといけないと。子供たちに学びの場を与えるということなんですけど、おっしゃったような気がするんですが、その点、もう一度お伺いします。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  最終的には、子供たちの社会体験によって社会的自立を目指すんですけれども、私たちとしては、串間市の職業を体験していただいて、将来串間市でも働いていただくんだという地方創生の意識を持って取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  そしてこのプログラムに参加したときにワークショップみたいなのがあったんですが、その中で、私もはじめて串間にいて、こういう方もいらっしゃるんだなという方と一緒になりました。たまたまですね。ですから、40の事業所が参加されたということで、その全員の方たちは、事業所の人たちは来られてなかったんですけれども。  その意見の中には、自分たちもそれは今課長が言ったように、子供たちをここで働いてほしいというのが、帰ってきてここでというのがあると思うんですが、受け入れるほうとしても、もう何十年も続けていらっしゃるところもあって、中学校、高校。そういうところが本当に自分たちの姿に対してちゃんと感じてくれているのか、それともそうでないのか。  本人からは手紙とかが来るんですよね、来るのは、事業所に対してありがとうございましたって。だけど、その後に、例えば前後に、どういう反省があったとか、例えば自分たちがやってきた、忙しいとこも、事業所ですから、いろんな忙しい時期もあるでしょうし、そうそう構えないんですね、子供たちのですね。だからそういう中で、子供たちが不安になったりとか、そういうのは事業所と教育委員会なり、さっき言っていただいた研修をされる方とかがコーディネートしていただいて、終わった後もやっぱりどうやったとか、よかった点、悪かった点とかいう、そういう機会をふやすべきだと思うんですけど、その点についてはどうですか。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  受け入れていただいている企業側にとっては、どういう思いで串間で生きているのか、どういう気持ちで串間市で働いているのかということを、子供たちに伝えていってほしいという気持ちがございます。そしてインターンシップが終わった後は、どういった問題点があるかということをアフターフォローもしたいと思いますし、そういった企業同士の意見交換の場も今後設けていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  次に、公営塾についてであります。  昨日の同僚議員の質問で理解できたところもあるんですが、福島高校の空き教室を活用するということですが、対象の生徒は無料ですよね。  それから、この公営塾の目的、どんな経営を目指すのか、お伺いしたいというふうに思います。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  公営塾につきましては、福島高校の魅力化の支援策の1つとして、教育格差の解消や大学進学率の向上などを図っていく必要がありますが、市内には予備校や大学進学のための学習塾が少なく、令和2年度から公設の学習塾を開設するものであります。  この公営塾は、英語に特化した内容としまして、ふだんの授業との差別化を図るため、個々に合った英語検定対策や大学受検のサポートなどを行い、学力向上と進路実現を目指していくものでございます。  一方で、本市での少子化が進む中、串間中学校の卒業生徒数は年間130人前後で、そのうち福島高校への進学率が50%を切るなど、入学定員を大きく下回っている状況も続いているところです。そのため、公営塾では、中学生の学習体験やその保護者の参加の機会を設定するなどして、福島高校へ行きたい、あるいは行かせたいと感じてもらえるような公営塾の経営を目指していくこととしております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  頑張って取り組んでいただきたいと思います。  それでは、次に、学校跡地利活用検討委員会がありますが、この利活用検討委員会の、今度の議案でも出ていると思います。内容についてお伺いしたいというふうに思います。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  庁内におけます学校跡地利活用検討委員会につきましては、庁内の課長等が組織しておる検討委員会でございます。学校跡地につきまして、地域の活性化、それから学校跡地の有効活用について公募の募集等を検討する委員会でございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  こういうところは、先ほどの公共施設等の管理計画も含めて出てくると思うんですね、今後。そうすると、3年後とか、例えば5年後、10年後、その企業に貸すわけじゃないですか。そうしたときに、それはもう担保せにゃいかんという部分もあると思うんですが、やっぱり僕はかかわり合わんといかんと思うんですね、こういうところとも。貸したから、それで終わりじゃなくて、その後追跡といいますか、どうですかと。うまくいってますかと。5年後たったらどうですかとか、3年後、2年後、そういうところの取り組みというのはやっぱり主体となってやっていかんと、ただあいたから、貸したいからという話ではなくてですよ。その辺についてはどう認識されているのか、もう一度教えてください。 ○学校政策課長(増田 仁君)  お答えします。  学校跡地につきましては、地域活性化、それから市有地の有効活用という目的がございますので、今後はその事業者が運営する上で、関連する制度事業の情報、それから関係課の協力を得ながら、そういった情報を提供してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  しっかり取り組んでいただきたいと思います。  それから、あと学校の先生方との関係性といいますか、多分これは、これまで何回か教育長にもお尋ねしたこともあると思いますし、また、いろんなところでお伺いしている話でもあるんですが、やっぱりここに串間に先生たちが半分ぐらいしか多分いない、半分以下ぐらいですか、数で言うとですね。なかなか住んでくれないというか、もちろん管理職の人たちはいていただくんでしょうけど。そのほかの人たちは、例えば日南だったり通勤されるわけですよね。ほかの都城だったり。そういう方々がいる、これを何とかしないといけない。  それも確かにそうは思うんですけども、ただ、せっかくここに来ていただいて、先生が、多分出身も違う若い先生ならはじめて串間に来たという、赴任されたという人もいらっしゃるでしょう。ある程度年になられても、一度帰ってきたよとかいう人もいると思うんですよね。そういう人たちに対して、私はもっと温かくといいますか、温かくやっていらっしゃるとは思うんですが、感謝の気持ちというか、そういうことを、その人たちに伝えられて、また、教育委員会がいつでも遊びにこれるとか、その人たちが来たときに。遊びに来てよかったねと、ああ、きょうは来たっちゃがと、たまたまどっか道の駅に来たもんやから寄ってみたとよねと、都井岬に来たもんやからとか、温泉に来たもんやからって。そういうやっぱり人間関係を僕はもっと構築することによって、串間ファンがふえていくと思うんですが。そのことを教育長にお伺いしたいんですけど、どうですか、その辺はやりませんか。どう考えていらっしゃいますか。 ○教育長(吉松俊彦君)  ありがとうございます。お答えいたします。  串間市の小中学校に在籍した教職員との交流につきましては、教職員と保護者、地域の方々との連携によって教育活動が進められているということから、勤務地を離れた後でも、同窓会等を通して交流が行われているようでございます。教育委員会と現在在籍している教職員との交流という点では、各種の研修会、各部会での懇親会、ふれあい体験等などで交流が現在あるところです。  転出された先生方につきましては、現在のこの串間市、これから変わっていく串間市をぜひ自分の目で見ていただきたいというふうにも思いますので、今後、交流を深めていきながら、また、串間にお越しの際には喜んでお会いしたいというふうに思っているところです。  ありがとうございます。以上です。 ○6番(福留成人君)  次に、福祉行政をお伺いしたいと思います。就学前の子供の状況についてであります。  就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律というのができました。この第1条に、この法律は、幼児期の教育及び保育が生涯にわたる人格形成の基礎を養う重要なものであること、並びに我が国における急速な少子化の進行、並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化に伴い、小学校就学前の子供の教育及び保育に対する需要が多様なものとなっていることに鑑み、地域における創意工夫を生かしつつ、小学校就学前の子供に対する教育及び保育、並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を推進するための措置を講じ、もって地域において子供が健やかに育成される環境の整備に資することを目的とするということになっております。  まず、最初に、このSDGsの17のゴールの1つ目は、貧困、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ。日本人の子供の7人に1人は貧困層だと、こんなふうに言われておりますが、本市の状況はいかがになっておりますか、お伺いします。 ○福祉事務所長(野辺幸治君)  お答えします。  本市におきましては、平成29年度に子どもの生活に関するアンケートを行っております。この調査、結果によりますと、本市独自の基準に基づく経済的困窮していると思われる世帯は、回答者全体に占める割合としまして19.6%となっております。この数字につきましては、所得額での調査結果であり、子供の貧困は経済的な視点でなく、子供の生活上の困り感など、さまざまな要因があると認識しているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  それから、次に、保育所、幼稚園、認定こども園、施策を充実させるだけで就学前の子育ては大丈夫かと、支援は大丈夫かというところなんですが、本当に漏れる、漏れているという言い方もまたいけないのかもしれませんが、目に届きにくい状況が全国的にはあるわけですよね。非常に新聞でも、最近またネグレクト、DVとか、いろんなことが起きているのが報道があるんですが。子育て支援は大丈夫なんですか。もう一度、その点、お伺いしたいと思います。 ○福祉事務所長(野辺幸治君)  お答えします。  就学前の子育て支援につきましては、教育、保育施設を利用している子供は、施設等と連携しながら情報共有を図り、適切な支援をつなげているところでございます。  また、保育施設等を利用していない子供に関しては、健診等、あらゆる機会で支援が必要と思われる家庭等を把握し、必要な支援が提供できるよう努めているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  あらゆる機会で把握をされているようでありますが、それでは、もう一遍お伺いしたいと思います。  現代社会においては、子育てを身近に見たり経験したりする機会が減少したことによって子供が育つということの実感がない、細やかな保健知識や子育て情報が届けられることにより主体的な判断ができにくい、子育てをサポートする資源やサービスがふえ従来のやり方では対応が困難になっている、多様な生き方をすることが尊重される社会となり子育て以外の生活が重視される、こういう今までとは違い想像もしなかったような事態が起きており、現場としても対応に追われているんではないかというふうに思いますが。  そこで、市町村の窓口についてでありますが、子ども家庭相談の窓口は、整理されていますか。本市はどうなっていますか、本市の状況について伺います。 ○福祉事務所長(野辺幸治君)  お答えします。  現在の子育てにおける環境は、核家族化や育児にまつわるさまざまな情報があふれている中、子育てに関し多くの保護者が不安や負担を感じております。本市におきましては、県や国が設置を推進しております子育て世代包括支援センター及び子ども家庭総合支援拠点を総合福祉センター内に本年度設置し、妊産婦及び子供とその家族を対象に、妊娠、出産、子育てなど、子供等に関する実情を把握及び相談支援等を行い、不安等の解消に努めているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  そういうことなんですよね。  宮崎県の来年度の子育て支援関連予算案の説明に、本市が先進地として紹介されたと聞きましたが、間違いないですか。 ○福祉事務所長(野辺幸治君)  お答えします。  県は来年度、新規事業として、子育て相談窓口ステップアップ事業を上程しております。この県の子育て支援関係予算の説明があった2月13日の夕方のニュースで、串間市の事例が先進地の事例として取り上げられたところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  それは取り上げられたわけですから、非常にうちがほかと違っているということであるわけなんですけど、具体的には、何が違うのか、だから取り上げられたのかというところを、もう一度聞かせてください。 ○福祉事務所長(野辺幸治君)  子育て世代包括支援センターは、県内半数の市町村が設置しておりますが、子ども家庭総合支援拠点は、3市のみとなっております。その中でも、両機関設置は、2市のみであり、同施設で一体的に運営しているのは、本市のみとなっているところでございます。  この子育て世代包括支援センター及び子ども家庭総合支援拠点におきましては、母子保健コーディネーター並びに子ども家庭相談支援員の専門職を配置し、妊産婦、乳幼児の健康保持、並びに増進に関する包括的な支援を行っております。  また、個々の実情に応じた支援プランを作成し、子育てに関する相談対応や必要な支援など、他の機関と連携、調整を図りながら、安心して子供を産み育てることができるよう、妊娠期から子育て期まで、切れ目のない支援を行っているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  要するに、妊婦さんから子育てに移るところを全部一括でやるんだと、うちは。という取り組みがほかとは全然違うんだということでいいんですね。それが切れ目のない子育て支援と。はっきりそんなに言ってもらわんとですよ、よくわかりにくいんですよね。それでは、串間の売りですから、頑張っていただきたいと思います。  次に、市民病院について伺います。  市民病院についてですが、予算に薬剤師、看護師の奨学金貸与ということで、今回、上がっております。その中で、強化策として、インターンシップの受け入れも私は必要だというふうに思っているんですが、医療関係のインターンシップというのは、なかなかないような話も聞くんですが、お医者さんも含めてなんでしょうけど、その辺の取り組みはいかがですか。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  インターンシップの受け入れにつきましては、これまで中高生が希望する職種に応じて、看護師やリハビリ等、各部門で受け入れを行っているところでございます。  また、宮崎大学の医学部の学生、あるいは看護学校の実習生と、そういったことも受け入れを行っているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  先ほど、私、教育委員会のこういうプログラムに参加したということで、ジョブシャドウというのがあるという御紹介をしたんですが、こういうカリキュラムというのがあるんですよね。こういうのを今、教育委員会と連携をとって、今後、やっていらっしゃるとは思うんですが、ここも力を入れて、奨学金の貸与というのは、返さないかんわけですよ、もちろんですね。その部分も大事だと思うんですが、それよりも以前に、中学生とか高校生がジョブシャドウ、大人の姿を見て、自分はこうなるんだと、そういったときに、また、声をかけてもらって、あんた将来看護師になりないよとか、そういう理学療法士になりなさいよとか、何なりますよとか、そういうキャッチボールができると、将来は医者になりますとか、また、帰ってきやすいと思うんですよね、私は。だから、するんであれば、そこから強化していただかないと、貸与だけじゃ、僕はちょっと厳しいんじゃないかなというふうに思います。よろしくお願いします。  それから、この病院施設のエネルギー施設として、新たなエネルギー施設バイオマス発電が上がっているんですが、その内容、予算、計画についてお伺いします。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  今回の自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業は、木質ガス化熱電供給設備及びバイオマス蒸気ボイラー、ジェネリンク吸収式冷温水機を導入、更新する計画としております。手術材料等を滅菌する蒸気ボイラー、給湯用の温水ボイラー及び冷暖房空調用の吸収式冷温水機が病院建設時より更新されておらず、故障等も多くなってきております。そのため、今回、環境省が所管する地域の防災、減災と低炭素を同時に実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業を活用いたしまして、機械の導入、更新をすることといたしたところでございます。  更新内容としましては、木質バイオマス発電設備及びバイオマス蒸気ボイラーがこれまでの手術材料等の滅菌や給湯用及び冷暖房を作動させることに加えまして、停電時等においても補助電源として活用できることとなっております。工事費としては、2億8,700万円を計画しているところでございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  内容については、また、委員会でしっかりもむということになると思うんですが、バイオマスということになると、新エネルギーと、本当、市長がおっしゃる部分にかかわってくるのかなというふうに思います。また、委員会の中でも聞かせていただきたいというふうに思います。  それから、4月から新しい体制で病院経営が行われていくということになるわけですが、経営改善に向けた課題解決にどう取り組まれていくのか。具体的な策があれば教えていただきたいというふうに思います。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  経営改善策についてでございますが、4月より内科総合診療科の医師が1名増となりまして、常勤5名体制となることから、入院外来の増収が期待できるというふうに考えております。また、さらに週2日ではございますが、健診を担当する非常勤の医師も来ていただいて、健診の収益も見込んでいると。また、今後、事業管理者等を含めて、新たな形で医師確保等を行いまして、医師の確保というところから収益の改善を行いたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  本来は、事業管理者に来ていただこうかと思ったんですが、多分忙しい、コロナウイルス等もあるから対応が多分大変なんだろうなというふうに思うんですが。  ともかく、私はいつでも、もちろんお医者さんの体制がとれるということは非常にうれしいことですし、当然、そのことによって、また、改善されていく点が多くあると思いますので期待をしたいと思いますが。  病院の経営からいえば、やっぱり愛される市民病院という位置づけが必要だと思うんですよね。そうすると、身近な病院、いつでも来られような、いつでも来れるって診察をするわけじゃないんですが、植栽の手入れをしたり、お花をやったり、朝の挨拶運動をやったりとか、いろんな取り組みをやっている自治体もあります、市民病院の再生のために。  そういう点からいうと、やっぱり市民から愛される、市民を巻き込むような取り組みが必要だと思うんですが、その点はいかが考えていらっしゃいますか。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  議員御指摘のように、市民病院を愛して来ていただくというのが一番だと思っております。これまで11月3日の市民秋まつり等で市民病院コーナー等々を行ってきたんですが、市民の皆様にもっと病院の内部も知っていただくように、病院祭というようなことを行うなどして、議員御提案のような形で、市民病院を愛していただくというようなところを、今後知っていただくという、そういう機会をつくっていくような努力が必要だというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  私が読んだ資料の中に、市民病院のサイト、常滑市の再生だったんですが、その中で、市民会議、100人の市民を募集して意見交換をするとか、その会議の前に病院見学ツアー、オペ室やMRI室、透析室などの見学をするとか、そういうことによって、将来的には市民ボランティアが、100人の中の30人残られて、車椅子の患者さんの介助をやったり、植栽の手入れをやったり、イベントの、さっき言われた病院祭みたいなイベントのお手伝いなどをしていただいたというようなことがある市民病院があります。  秋まつりでのイベントや、朝市とかですよ、そういうところも一緒になって商工部門と組んでいただいて、病院で開催するというのも1つの手じゃないかなというふうに思いますので、ぜひ、せっかくの機会ですので、何というのでしょうかね、そういうところもしっかり取り組んでいただきながら、愛される病院として成長をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  次に、食用かんしょの現状とかんしょ産地対策室の取り組みについてであります。  先日、私たちは、何人かで議員でJA大束、そして吉国商店、対策室の意見ということで、そこでいろんな御意見をお伺いしました。市長も、何としても産地を守るというふうにおっしゃっていらっしゃるわけなんですが、この現状と取り組み、今後の展開ですね、その辺については、今の進捗状況ですよね、どういうふうになっているのか。問題といいますか、課題といいますか、いろんなことが、離農していったりされているところもあるんですが、現状、どういう認識を持っていらっしゃるか。その点についてちょっと教えていただければと思います。 ○農業振興課長(武田英裕君)  お答えいたします。
     昨年12月に農業振興課内に設置しましたかんしょ対策室において、現在、生産農家の本年産かんしょの作付に係る経費等の支援を行うため、国、県、市、それぞれの補助金交付に係る実績報告等の事務手続とあわせまして、現在、圃場や苗床の管理指導を県やJA、民間とともに行っている状況であります。  引き続き生産現場での残渣処理や圃場の消毒等、適正な管理を生産農家に徹底させていく考えでございます。  次に、展望等といいますか現状の取り組み等ですけれども、今回のかんしょ茎・根腐敗症の中でも、サツマイモ基腐病につきましては、これまで、病害を抑制する有効な登録農薬がない状況でございましたが、議員の皆様の要望活動等のお力添えもありまして、本年1月15日付で既存農薬ではございますが、サツマイモ基腐病に効果が認められた薬剤が使用可能薬として適用されたところでございます。これを受けまして、現在、苗床の健全化や本格的に始まる本圃での防除に向け、生産農家へ農薬使用の周知を行っております。  今後の防除につきましては、散布面での省力化が課題となっておりますので、現在、共同防除機、ブームスプレーヤー等の導入支援を行うとともに、新年度予算案では、農薬散布料及び散布薬を計上させていただいているところでございます。  今後につきましても、関係機関・団体等と一丸となって、かんしょ対策に取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  ぜひしっかり取り組んでいただいて、私たちもできる限りのことはやっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それからヤマダイかんしょのいわれは、龍口山の山に大束の大がヤマダイかんしょのいわれだというふうに聞いております。つけ加えさせていただきます。これは12月議会でちょっとお伺いしたものですからですね。  それから、次に、商工業の活性化について伺います。  仲町商店街の防犯灯についてであります。以前より非常に気になっており、何回も要望してまいりました。青色が防犯につながるということであったとは思いますが、既に多くの時間が経過し、地域防犯にはこれまで役に立ってきたとは思います。しかし、吉松家周辺整備に伴い、新しくする時期ではなかろうかと思いますが、青色の防犯灯について新しくする気はないのか、あるのか、お伺いしたいと思います。 ○東九州道・中心市街地対策課長(津曲浩二君)  お答えいたします。  仲町通りに設置してあります現在御案内のありました青色系の街灯の取りかえについてのお尋ねでございます。  現在、整備を進めております旧吉松家住宅周辺整備にて、事業区域内かつ景観に配慮すべき区間の街灯につきましては、暖色系の色に取りかえる予定でございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  確かに私も10年ぐらい前から、そういう要望というか、変えることはいいんでしょうけど、やっぱりちょっとイメージが、ましてや地域の人たちも非常にちょっと暗いなというのがあったりしたもんですから、お願いしてきたんですが。  そうすると、そこの実行時期、いつまでに整備するのかということと、予算、何基整備するのかをもう一度お伺いしたいと思います。 ○東九州道・中心市街地対策課長(津曲浩二君)  お答えいたします。  取りかえ時期についてのお尋ねでございますけれども、本年度内、今月中に16カ所取りかえる予定としております。  また、事業費につきましては、約120万円でございます。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  それから、商工業の活性化なんですが、新型コロナウイルス、非常に心配な状況なんですが、先日も対策本部というのが立ち上がりまして、私どももキャンプ、合宿等の中京大学に特別委員会で行かせていただいて、そのときのお礼もかねてということで、セレモニーに出席をしようかと思っていたんですが、これがあるから取りやめたほうがいいということになりまして、出席は公人としてはかなわなかった部分があります。  こういうことを考えると、経済の大きな取り組みになるから、具体的な部分というのは答えにくい点はあると思うんですが、景気が冷え込むと予想されるわけなんですが、キャンプ等、合宿は、どう考え、どう感じていらっしゃるか、現時点で構いませんので、お答えをいただければと思います。 ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  お答えいたします。  新型コロナウイルス感染症における市内商工業への影響につきましては、現在、スポーツキャンプを含め宿泊業において影響が出始めているというようなことでございます。  なお、売り上げ減少対策などにつきましては、中小企業向けの融資など、国県の支援制度がございますことから、地元関係機関、団体、企業とも情報共有しながら、国県の動向に注視をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  もうすぐにでも動いていただきたいというふうに思います。  それから、都井岬観光交流館の名前は、パカラパカというのがよくわからなかったので、片仮名ですか、どういう字を書くのか。その辺もあわせて、もう一度聞かせてください。 ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  お答えします。  今、御紹介ありましたように、都井岬観光交流館の愛称はパカラパカということで、現在、ロゴタイプにつきましては、ローマ字表記と片仮名表記の2種類の表記で作成をいたしております。  福島高校生の軽快な音感とかユニークな発想というのが評価されて採用されたということで、インパクトの強い名前ということで、皆さんに覚えていただければというふうに考えております。  以上でございます。 ○6番(福留成人君)  できれば、あわせて、何かこう、絵というか、馬が走っているような何かそういうのも一緒にあるといいような気がするんですけど。パカラパカだけじゃ何か、何、何やろうかなという話も出たり、気持ちはわかるんですけど、そういうモチーフとしては絵もあったり、マンガみたいなサブカルチャーみたいなのがあるといいなと思います。  次に、最後になりますが、公文書管理のあり方についてお伺いします。  ここ数年、公文書の不適切な取り扱いが数多く報道されています。国の事例では、防衛省の南スーダンPKO日報問題、財務省の森友学園への国有地売却に係る交渉記録の破棄、森友学園関係決裁文書の書きかえ、厚生労働省の毎月勤労統計調査をめぐる不適切な扱い等々が不適切な公文書管理の事例となっておりますが、本市の状況、適切に公文書については処理されていると思いますが、文書管理規則、規程はどうなっていますか。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  今、御紹介のありました近年の公文書に関する報道については、私も注意深く承知いたしているところでございます。当市の文書の管理等につきましては、串間市の文書事務取扱規程に規定がされております。  その規程の内容を申し上げますと、まず、文書の保存につきましては、文書の種類、内容によりまして、長期、それから10年、5年、3年、1年と区切りをして、それぞれ保存年限を定めております。  また、文書の破棄につきましては、保存年限が満了いたしまして、私のほうから総務課長から、その旨が担当課長へ受けたときには、引き継ぎ文書を速やかにその文書を破棄しなければならないというふうに主管課長のほうに文書破棄の決定ということで設けております。それから、所定の保存年限の満了前にも破棄する場合には総務課長、私のほうと協議を行うことというふうに取り決めをしております。  本市といたしましては、公文書の不適切な取り扱いが行われることがないように、各課等に適時注意喚起を促しながら、この串間市文書事務取扱規程にのっとった文書管理に努めているということでございます。  以上です。 ○6番(福留成人君)  それから、次に、健全な民主主義の根幹を支える住民共有の知的資源ということから、不適切な公文書等の管理は、住民共有の知的資源を損なうことになることを意味すると。例えば広島県、狛江市、豊中市、常陸大宮市などでは、公文書管理に係る監査が実施され、その結果が公表されています。情報公開といった意味でも、本市の今後の計画に取り入れることも検討してほしいと思いますが、その点、いかがでしょうか。 ○総務課長(塔尾勝美君)  公文書管理に係る監査についての御質問でございます。  本市におきましては、先ほど規程の内容を御説明いたしましたが、各課等に文書事務の指導、改善や文書の分類、保存年限の審査を行うファイリングマネジャー、課長補佐級でございます。それから、このファイリングマネジャーを補佐するファイリングクラーク、係長級を設置いたしております。そういう中で、各課等における自主的なチェック体制を敷いているところでございます。  また、総務課によるファイリング検査等を適時行っておりまして、結果を踏まえ、文書管理について指導するなど適切な文書管理に努めているところでございますが、今、御紹介のありました件については、まず、今、先進地の市の情報収集に努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○6番(福留成人君)  それから、先ほど破棄のことについて時期についてはお答えいただいたんですが、方法ですよね、どういうふうにして破棄、シュレッダーなのか、それともどこか燃やすというか、そういうことなのか。以前、どこかの県がハードディスクの消去がされてなくて、転売されたというようなこともあったんですけれども。その破棄の方法についてはどういうふうにされているのか、お伺いしたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  今、保存年限を過ぎた文書等については、一番注意しなきゃいけないのは個人情報の漏えいがないようにということで、それぞれ各課に、先ほど申し上げましたように、保存年限が切れた文書の破棄をするわけですけれども、その場合には、もう総務課の職員が破棄する文書はまとめて日南市のクリーンセンターのほうへ直接搬入して、最後までしっかりと確認しながら焼却処分という形で破棄を行っているところでございます。  以上です。 ○6番(福留成人君)  御答弁いろいろありがとうございました。  非常にこの3月、次年度予算も含めて大切な時期になりますし、市長がおっしゃいましたように、再生元年ということで取り組んでいくということでございます。聞きなれない横文字も多く並ぶんですが、でも、こういう横文字が並ぶということは、やっぱり若い自治体と、ある意味言われると僕は思うんですよね。だから、そういうことも挑戦しながら、今後、私も質問をさせていただきたいというふうに思います。  これで、私の一般質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村利春君)  以上で6番福留成人議員の質問を終わります。  ここで、しばらく休憩いたします。  (午後 2時55分休憩)  (午後 3時15分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  13番福添議員の質問の前に、ここで、先ほどの答弁で、個人的な意見がありましたので、議場では謹んで、そういうことはしないように控えていただきたいということを課長には注意をしておきたいと思います。  次に、13番福添忠義議員の発言を許します。13番福添忠義議員。 ○13番(福添忠義君)  (登壇)お疲れさんです。6人目の質問でございますから、重複することはできるだけ割愛をさせていただきます。真摯な答弁をよろしくお願いをしたいと思います。  また、私は、今、串間で起こっている問題を中心にいきますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  進行いたします人口減少、少子長寿化、厳しい経済、財政状況並びに新たに発生しました未曾有の新型コロナウイルスの蔓延など、串間市を取り巻く環境は一段と厳しさを増す中で、市長に就任され早2年余りが経過いたしました。市政運営の基本指針である第五次長期総合10カ年計画を前市長から引き継ぎ、本年は計画の最終年度であることから、これまでの10カ年の総仕上げを行うとともに、本年を串間再生元年と位置づけ、未来に向けて持続可能なまちとしての礎を築くと力強く決意が施政方針説明であったところであります。  また、あわせて本年度中に向こう10カ年の第六次串間市長期総合計画を策定するとあります。策定には多くの市民の皆様の声を聞きながら、今後の串間市のまちづくりの基本的方向性を見出していくものとあります。  幸いにも、策定する第六次計画の最終年度は、2015年国連サミットで採択されました2030年までの国際目標であります持続可能な世界を実現するための開発目標SDGsの年次とぴったり符号いたします。第五次長期総合10カ年計画を振り返り、新たに策定する第六次長期総合計画をもって10年後の令和12年、2030年度には、どのような串間市をつくり上げる考えか、まず聞かせていただきたいと思います。  あとは質問席から、引き続き質問いたします。(降壇) ○市長(島田俊光君)  (登壇)お答えいたしたいと思います。  第五次長期総合を振り返り、次期長期総合計画では、どう串間の10年後を創造する考えかとのお尋ねでありますが、現計画は、平成22年度に豊かな自然とともに生きる喜びにあふれる協働と交流のまち串間を将来都市像として策定されたものであります。その間、計画に基づき、さまざまな施策を行ってきたきたところでありますが、全国的な人口減少、少子高齢化や自治体間競争の時代に入り、自治体経営は年々厳しさを増しております。次期長期総合計画においては、第五次串間市長期総合計画を検証し、現在の本市の現状や課題を精査した上で、ただいま取り組みを進めている真の地方創生、暮らしと心の豊かさ、くしま人財の育成を念頭に、SDGsや誰もが活躍できる地域社会の構築など、新たな視点も取り入れながら策定を進めていく予定としております。  本市の課題と目標をSDGsの視点を活用し策定することで、国際的に求められる持続可能な地域づくりに貢献しつつ、串間市の実情に沿った事業の推進を図ることができると考えております。今、議員おっしゃられるように、10年後の串間の再生でございます。  私は、就任してこの2年間、前回の市長が計画されたことがようやくでき上がるわけであります。それに加えて、今後10年後を見据えた中での串間の再生を訴えていかなければなりません。そのためには、やはりSDGsのこの認可といいますか、この承認を受けた後に、これから次から次に出てくる事業に可能な限り取り組んでまいらなければならないと考えているところでございます。  10代の子供たちが、やがて10年後二十歳になったときに、我々がやってきたことに対して、夢を持ってくれるような姿となるようなことを取り組まなければなりません。このSDGsの承認を得るには、大変な段階を踏まなければなりません。その段階を踏むためには、やはりいろんな条件を克服するような力強い我々の取り組みが必要であります。  職員みずからチームをつくって、今、研究をいたしております。本当にすばらしい職員の意識高揚が高まってきたわけであります。2050年度には、再生可能エネルギーを50%にしていくという大きな夢を与えていただいた私たちであります。私は、この木質発電を経済と環境としての位置づけができるものと深く考えております。私はこのことにしっかりと取り組むことによって、串間の10年後の新しい串間の再生が築き上げられるんじゃないかと思っているところでございます。  この件については、市民と、そして議会と一緒になって取り組んでまいりたいと思いますので、議員各位の御協力をお願いしながら、終わりたいと思います。  あとの答弁につきましては、各課長に説明させます。  以上です。(降壇) ○13番(福添忠義君)  ありがとうございました。  具体的な質問に入る前に、皆さん方も先刻御承知だと思いますけれども、生涯を日本の野球の発展に尽くされました野村克也さんが先月お亡くなりになりました。テレビ等でたくさんレポートされておりますから、その意とすることは、当然皆さん方も知っておられるわけですが、著書もたくさん出版されております。この名言等もあるわけでありますが、野球界のみならず、ビジネス界でもこれは手本として多く共通するものとして評価され重用されております。そのうち、少しだけ紹介させていただきます。この議会でも出ておりますけれども、固定観念は悪であると、それから先入観は罪である、組織はリーダーの力量以上には育たない、考えを変えるだけで結果は変わっていく。それから、リーダーは何を残すかというと、人を残すことがリーダの責務だと。そして仕事に学び、仕事を楽しむ。このことが必要であると、こういう名言を出されております。自治体運営にも私は当然共通するものだと思いますから、そういうことも言うておる人がおるということを念頭に置きながら、ひとつ頑張っていただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  第六次総合計画の策定に入るわけですけれども、市民の皆さんの意見を聞くということでございますので、スケジュールはどういう形になっておるのかをお示しをしていただきたいと思います。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  次期長期総合計画のスケジュールにつきましては、おおむね本年5月から6月に市民アンケートを実施いたしまして、6月から11月ごろまでに市民参加型の会議におきまして、市民の皆さんからの意見を聴取いたします。その後、各課ヒアリングを経まして、素案を作成いたしまして、その後、串間市総合計画審議会における審議を経まして、議会のほうに提案していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  この議会でも、同僚議員から質問がございましたが、市内では発生をしておりませんけれども、新型コロナウイルス問題は、市民に経済を含めて、あらゆる形で重大な影響と不安を与えておるわけであります。一刻も早い終息を、日本の中でも待つのみであります。  現時点での、対策等が本部が立ち上げられておるわけでありますが、串間市での防疫と発生したときの、その対策について聞きますが、その組織と手順はどうなっておるのか、発生したときの組織と手順、これを示していただきたいと思います。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  お答えします。  串間市にコロナウイルスが発生したときの手順につきましては、まず、具体的な手順につきましては、串間市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき対策を行っていくことになります。  まず、具体的な計画上の行動といたしましては、現在行っております諸施策を引き続き利用可能なあらゆる媒体、機関を活用して情報の収集を行い、必要に応じて収集した情報を国県に報告することとなります。  また、次に、相談窓口等の体制の充実強化といたしまして、本部でまとめた相談状況等に基づいて、相談体制の充実強化を図ってまいります。  次に、蔓延防止といたしまして、国県等と連絡して、感染症法に基づき患者への対応や患者の同居者等の濃厚接触者への対応を行っていきます。  また、患者に対しましては、原則、帰国者・接触者外来において診断を行い、患者となった場合には、感染症指定医療機関、県南串間・日南においては県立日南病院で入院、治療を行うこととなっております。患者の移送につきましては、原則保健所で対応いたします。  次に、衛生管理研究所においてPCR検査を実施し、患者、接触者に対しては、経過観察、外出の自粛を指導することとしております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  この中で、串間の市民病院があるわけでありますけれども、組織的な対応として、私は第一義的に市民病院があるわけですから、当然、感染症対策というものもしなきゃならんわけですけれども、ここあたりはどういう形に市民病院対策は、対策本部の中の位置づけ、どういう形になっていますか。全く知らんでは、私はだめだと思うんですが、対応がまず一義的に病院に行くわけですから、それはどういう形で対応されるのか、お願いします。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  当院では、コロナウイルスの検査はできないところでございます。熱発等が続き、保健所のマニュアルによる聞き取り等の結果、コロナウイルスが疑われる患者に対しましては、まず、インフルエンザや細菌性肺炎等の検査を行います。その結果に基づき、さらにコロナウイルスの検査が必要というふうに判断された場合には、帰国者・接触者相談センターに連絡をとりまして、感染症指定医療機関へ紹介するというふうにしておるところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  それは他人にお願いするというのも1つの方法だろうけれども、当然、串間の中核病院を担う位置づけが市民病院にあるわけですからですね。それを感染症外来というみたいなのを、私はつくって、やはり今後も極端な言い方をしますと、隣の志布志には、隣の日南、両方とも外国船が出入りするわけでありますから、いつ起こっても、感染症ですね、伝染病等が入り込む状況というのは、もう日常茶飯事になるわけですから。それが今度の問題とも含めて、私はいい教訓、対応になると思うんですよ。  今、感染症、保健所の問題が出ましたけれども、PCR検査ですか、これ、今、政府はそんなこと言うとらんですがね。もう病院から直、検査センターにあれが送ることができるというふうになっとるわけですから。それは1週間前の話で、それはやりよるわけですけれども。一番最新の対応は、そういう形じゃいかんでしょう。どういう形でいく。これは、対策本部が判断をしなきゃいかんけれども、日々刻々と状況の変化は出ています。  それからマスク、安倍総理は、マスクの問題、防護服の問題、ゴーグルの問題も含めて、もう十分生産体制はあるんだ。しかし、まだ現実に、医療現場、それから福祉の現場、そういうところには、私は十分な対応はされていないと思うんですけれども。そこあたりの対応も含めて、串間市はどういう方向、何をしているのか。準備と、発生したときと、最終的には感染症対策病床、入院施設はあるかないか私はわからんけれども、昔は串間の市民病院にも伝染病、隔離病舎というのがあって、そして今度は広域でやるという形で串間にあった20床は中部病院に移管された経緯があるわけですね。今、どうなっとるか私はわかりませんけれども。
     そういうことも含めて、もうちっと市民が非常に不安を持っているわけですから、ちゃんとマニュアルをつくって、こういったときはこう、こういったときはこうという形が明確にならないと、わからんでしょうが。市民はわかりますか。少子長寿化という形が言われておる。発生したときにどういう対応をとるかというのが、そういう一辺倒のことで済むはずがないです。もう少し市民の側に立って、これだけ不安をあおられておるわけですから、対応するということがなけりゃ私はいかんと思いますが、そこあたりは変わらないですか。もう一度、答えてください。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  お答えします。  現在のところ、この串間市においては、新型インフルエンザ等対策行動計画に基づいて対応していくということを本部で決めているところであります。  また、刻々と事態が変わっておりますので、対応については、先ほど答弁しました方向では考えておりますけれど、今後、臨機応変に対応をまた検討していきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  議運だったと思いますけれども、病院の事務長に尋ねたら、感染外来、それから病棟等も含めて、そういうことができないか対応を考えて、今、病院では協議しておりますと、病院内で。という話だったけれども、25日から1週間以上たったわけですから、10日。何もなくて引っ込んだわけですがね。サザエのつぼの中から出てきよったのが引っ込んだわけですがね、それでまた。今度は千枚通しか何かでないとふたがあかんという状況の物の言い方ですけれども。どういうことですか。この間言ったのはさわりやったわけですかね。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  現在の対応については、先ほど答弁したとおりなんですが、今後、コロナウイルス、発熱が続く患者様がコロナウイルスが発生した地域等に行ったというような方もすり抜けて窓口に来られたりするということがございますので、今後、それを予防するということで、窓口を1カ所にして、検温していただいた上で、熱のない方は院内に入っていただき、熱がある方については、また待機していただいて、その後の対応をするというところまでは、今後の状況の中では、予定をしております。  また、宮崎県内、あるいは大隅、志布志あたりに発生した場合には、また、対応をしていかなければいけませんので、その中で、協議をしていくということで、今、院内では進んでいるところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  わかりにくい答弁ですけれども、何か奥歯に挟まったような言い方ですけれども、やはり私は数が少なくなったといえども、串間市は1万7,000人近くの人が住んでおって、交流人口も含めたら相当おるわけですからですね。やっぱり市民の安心・安全、今、この問題が一番頭痛の種だと私は思いますよ。そしてまた、市民も不安に思っておるわけですから。  先ほど市長の答弁にもありましたように、大分で1人出た、宮崎来るかもわからんという形で、きのうは県知事等もそういう対応だった。もはやもう全国的に地域から保健所を通じては、この問題はもう対応ができんという形になっとるわけですからですね。やっぱり、電話しても出らんわけですから、今、保健所は電話が出ない。だから、そういう状況がもう全国的に起きておるわけですから、もう少しそういうことも含めて、私は迅速な対応をお願いをしたいと思います。  次に、まず、私たちは住みなれた地域の中で自分らしく安心して暮らすことは、誰しもが望み願うことだと私も思います。そのためには、経済を含めた各方面のさまざまなハードとソフトの整備が必要であることは言うまでもありません。  聞きますけれども、全ての市民が住みなれた地域の中で、安全で安心して暮らせるよう、地域共生社会づくりに努めるとあります。具体的にはどのような事態を想定をしているのか。言うことは簡単ですけど、なかなか難しいわけですけれども。どういう事態をやはり市民が住みなれた地域で安全・安心に暮らせるのはどういうことを想定しておるのか聞かせていただきたいと思います。                 (発言する者あり) ○医療介護課長(吉田寿敏君)  まず、医療介護の分野で申しますと、安心・安全なまちとはどういうものを構成していくのかというところでありますが、まず、地域包括ケアシステムの構築を全面に考えております。  まず、その中でも介護予防の充実、高齢者の社会参加を目的とした一次予防、虚弱重度化をおくらせる二次予防、三次予防とありますが、この取り組みを一体的に考えていくことが重要でございます。  地域の身近な公民館等での生き生き元気教室、サロン事業を活用し、介護予防教室、市内の6会場で健康教室等を実施しておりますが、いずれの教室でも、元気な高齢者から要支援、要介護の方が一緒になって参加しております。  また、地域の医療介護関係者が参画する串間市在宅医療介護連携推進協議会等も活用して、他職種連携の構築、ワーキンググループを立ち上げ、それぞれ地域に合った課題解決に向けた検討を行っているところであります。  ここで抽出された課題について、医療関係者の研修といたしまして、在宅ケア研究会等も毎月1回実施しており、他職種の連携を図っております。  こういった状況等を踏まえて、安心・安全なまちづくりに寄与したいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  先ほどマスクやら防護服とか、そういうような備蓄の状況は、それぞれ病院、消防、それから福祉の施設を含めた、それから医療機関、どういう形の体制が、今、串間でとられておるんですか。備蓄も含めて。 ○消防長(隈江康弘君)  お答えいたします。  消防で備蓄している在庫の状況でございますが、手袋につきましては、2,900枚、サージカルマスクにつきましては600枚、高性能の感染防護衣につきましては63式、そのほか感染防衣着とかN95マスク、エタノール、次亜塩素酸の消毒液などを備蓄しているところでございます。  以上でございます。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  医療介護課における防護マスク等の備蓄につきましては、現在のところ使用可能なものは備蓄していないところでありますが、発生した場合につきましては、県と行動が同行して行うことになりますので、県のほうから貸与があるものと考えております。  以上でございます。                 (発言する者あり) ○医療介護課長(吉田寿敏君)  申しわけありません。  各施設におけるマスク不足の現状につきましては、市内の各施設への調査により不足している現状を把握しております。現在、南那珂医師会を通じて医療機関でのマスクの不足がある場合には、本市の災害用の備蓄マスクを貸し出し、流通が戻りましたら購入し、返却していただく体制となっております。  ほかの施設に対しましても、マスク不足がある場合には貸し出していく方向となっております。  以上でございます。                 (発言する者あり) ○13番(福添忠義君)  対策本部ができたというわけです、そして全課長がそのメンバーだということですから、当然そういうことは何ぼあるかということを施設があるわけですから、ちゃんと把握しちょかないかんわけですがね。  そしてゴーグルやら防護服であっても、発生したら県から貸与するじゃない、当然、初期対応は現場がせないかんわけですから。当然、置いとかないかんわけですがね。この問題が発生して、国内でいろいろ問題になった、これもう1カ月ぐらいたちますよ。当然、これは職員、備蓄をして準備をしちょかないかん、それは最低限でも。  だから、もうそんなことは通告外やがねと言われればそれまでだけども、コロナウイルスは見えないわけやけやから、そのくらい対策本部はもうできちょるわけやから、ちゃんとそんくらいはもう日常の業務の1つじゃがな、これは。お願いしておきます。  それから、次は病院の問題、住みなれた地域で自分らしく安心してくらせるためには、誰しもが願うことだったわけですけれども、特に病気やけがをしたり、思わぬ病気やけがをしたりするわけです。そして病気への不安、けがへの不安等は、近くに頼れる医療機関が絶対私は必要であると思います。当然、これは誰しも思いますが、串間は幸いにも市民病院を運営をしております。数少ない自治体であるわけであります。市民の財産でもあるわけであります。決して私は市民病院は邪魔者扱いしてはならんし、市民の財産ですよ。だからこれを大事に、そしてまた充実して、そして安心・安全のかなめにしなきゃいかんわけでありますけれども、そのことを踏まえて、市民病院について何点か質問をいたします。  まず、串間市民病院の基本理念と医療目標は定めてあると思いますが、示していただきたいと思います。これはもう前回も私は質問いたしましたが、当然、これは多分1年前もしたと思いますけれども。基本理念と医療目標、そしてそれがあるのかないのか聞かせてください。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  市民病院の理念としましては、やさしい医療、高度な医療、安全な医療ということで掲げております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  私も病院にたまには行って、どういうふうか見ますけれども、今掲げてあるということはどこでも見たことがないわけですけれども。あるということですからですね。  私はここでちょっと調べました。市民病院と同じときにスタートした、これは長野県の諏訪中央病院ですけれども、市民病院と一緒の時代、昭和25年、ここも直診施設として22床でスタートした病院なんです。しかし、鎌田實という方が有名な院長で、今、名誉院長になっておられるわけですけれども。大きな赤字を抱えて苦境にあえいでいた諏訪中央病院に、この人は30歳で赴任されて、住民とともにつくる医療を実践し、見事に経営を立て直して、患者さんはもちろんのことですが、若い医療者たちが日本中から集まる病院となっております。  そんな奇跡を可能にしたのは、一体なんだったのかという形でずっとつづってあります。当時は串間の市立病院と全く一緒ぐらいで、5〜6名の医者しかいなかった。しかし今は、数百人の研修生が来る、医者が来るぐらいの360床の病院になっとるわけですね。  それは何かというと、やはり地域に根差して、地域連携の中で、地域から信頼される、そして諏訪中央病院の基本理念、そういうものはやっぱり明確にこれが、全市、病院の職員に徹底をしておる。諏訪中央病院の基本理念は、やさしく、あたたかい、たしかな医療を目指す、そして常に優しく温かい姿勢で患者さんに寄り添うことを目標にしています。こういう形を明確に掲げて、そして毎日それぞれのセクションでこれを読み上げると、斉唱するというのです。そういう形で理念と目標があるわけです。  それから、地域から信頼される病院を目指して、一生懸命研さんをされておるわけですけれども。優しく温かい病院、地域に開かれた明るくて親しまれる病院、私たちは常にそうした病院であり続けるために、地域の皆様方の声を聞きあらゆる機会、病院を肌で感じていただける機会を拡充してまいります。そのためには恒例となった、先ほど6番議員も紹介されましたけれども、ほろよい勉強会とか、病院の病院祭、ホスピタルコンサート、多くの皆さんにかかわっていただいているボランティア活動など、今後も一層市民の皆さんに御参加をお願いを申し上げるとあります。  この地域には、地域医療を支える諏訪中央病院がある。これが病院で働いている職員の自慢である。そして地域住民の自慢であると。これからもそう言っていただけるよう、私たちは患者さんと、その家族を救うために、全ての職員が一丸となって全力を尽くします。こういう形で結んで、明確に理念と目標、この理念は、さっきから言うように、基本理念は、やさしく、あたたかい、たしかな医療を目指すというのが理念。そして医療目標は、充実した救急医療・安全な医療・患者さんの権利を尊重したおもいやりのある医療と、こうなっておるわけであります。  私は、これは長野県の問題は。私は1つ残念なのはこれです。これは県立日南病院が出しておるチラシです。県立日南病院からお願いと。県立日南病院は平成30年7月18日、一昨年ですね、宮崎県知事より県内で8番目、日南串間圏域ではじめて地域医療支援病院として承認をされましたと。これはそれでいいとですよ。次が私は問題なんです。地域医療支援病院とは、住民の皆様にとって、身近な地域で診療するかかりつけ医、開業医と連携し、高度な治療や検査、入院、手術など、かかりつけ医が必要と判断した医療を提供する病院ですと。そしてここには、患者の流れが書いてあります。患者の流れが。残念ながら、串間の市民病院の、市民病院の串間という字も一言も書いてない。あなたたちは県立日南病院と地域連携をして、連携をしていくと言うけれども、何もそんなことは書いてないですが。  これはあなたたちが配りよったです、これは。これ見て、私はこの間あったときですね。せめて串間の場合は一次救急告示病院ですがね。でしょう。一次救急じゃなくて二次的病院という形で、外科もおったりするから、しとるはずですよ。そのために、多分、当時は2,000万円やったけど、今、何千万円か知らんけれども、国からもらっておるはずですよ。ベッドも多分6床か8床分は交付税に算入されて入ってきているはずです。そういう二次的救急告示病院という形を標榜しておるわけですからですね。私はこれはこういう形のものが全くここには、串間の市民病院は存在せんことになっとる。涙が出るくらい悔しかったっですけれども。県立病院のこれですね。  これをしゃあしゃあと串間市民へ配るとこに私は問題があると思うんです。串間のですね。この中に配ったときは、一言そのことを入れて、私はすべきやと思いますが、何か感想があれば聞かせてください。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  お答えします。  県立日南病院は、今、議員から御案内のありました平成30年7月18日に紹介患者に対する医療提供、医療機器等の共同利用の実施等を行い、かかりつけ医等の支援を通じて、地域医療の確保を図る地域医療支援病院として承認されたところであります。  県立日南病院より広報のチラシの周知依頼がありましたので、先月11日に開催した地域まるごと支え合いシンポジウムに参加された方に配付をし周知を行ったところであります。  初期医療機関であります串間市民病院は、当市の中核病院でもありますので、地域医療支援病院であります県病院とさらなる連携を強化していただきたいと思っております。  今回のチラシに配慮がなかったことに対して、まことに申しわけなく思っておりますが、今後も医療介護課も含めた連携を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  同僚議員の質問に対して、病院は今度は医者が1人ふえると、院長のことだと思いますけれども、内科が5名になる。全体の医者は、外科も整形もおったりするわけですから、もう相当充実してくるわけですけれども。  今年度も単年度収支がマイナス1億5,000万円程度だと、はっきりはまだわからんわけですけれど。それはそういうことですけれども、今年度、先ほど私は議会運営委員会と非常に違うわけですけれども、ことしも設備投資5億円ぐらいするわけですね。これをすることによって、バイオマス等で発電等、救急的なそういう災害、病院みたいな感じの方向も含めながらされるんだろうと思いますけれども。こういう形によって、病院にバイオマスを導入することによって、どの程度の、今まで油をたいたりしとるわけですね。電気は後退しておるわけですけれども。これによって幾らのコスト、通常のコストダウンができるわけですか。大体の数字でいいですけれども、言うてください。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  今回のバイオマス発電、バイオマス蒸気ボイラー等の導入によりまして、年間のランニングコストとしては50万円程度が減額になるというふうに考えております。  また、CO2の削減につきましては、年間62トンほどの削減になるというふうに考えております。今回、更新になる冷温水機蒸気ボイラー等につきましては、国の補助があったことで、4分の3の補助があったというところもありまして、いずれにしても更新しなければいけない時期というところがございましたので、今回、活用して導入をするというふうに計画したところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  CO2削減という形ですから、私は結構なことだと思うんです。  幸いにボイラーですから、念願、串間は高齢化、長寿命化が進んで、以前、やはり歩行訓練をするためにプールをつくってほしいという非常に強い願いがあったわけですね。しかし、温泉にそういう話があったけれども、非常にコストアップするので、なかなかペイせんから厳しいという形だったわけですね。  私はあれだけ大きいのは要らんけれども、今後やはりリハビリテーションをするためには、小さいながらもやはり温水プールみたいなやつが、プールいうたら大げさになるんですけれども、そういう歩行のリハビリをするところが必要なんですけれども、ボイラーをたくのには排水というのが私は温水があると思うんですが、そういうものも含めて、そういうリハビリを含めた歩行訓練をするプールというか、そういうものも私は、これは医療分野からでも、私はこれは病院に絡めるばっかりはいかんけれども、医療分野、そういう保健、医療、福祉の連携の分野からでも、この問題は私は取り組むべきだと思うんですけれども、そういう考え方というのは、もう全然ないわけですかね。私は検討してほしいと思うんですけれども。ないですか。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  現在のところ、今の時点では検討していないところではございます。費用対効果もございますので、また、今後、どういう形がいいのかというところは検討していかなければいけないのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  廃熱、廃温水というのを利用してということですから、コストアップは私はなかなか考えんでもいいんじゃないかと思うたりするからですね、あえて言ったわけであります。  医師不足からで収支のバランスが崩れとるという形だったわけですけれども、医師が充足されることによって、大分収支の改善が見込まれるということでありますが、今まで支出の中でやはり一番大きなコストは何であったのか、それがまたいろいろ議論になったけれども、自治体病院では大体総経費に占める人件費の割合というのは50%が収支のバランスのラインだと言われておるんですけれども、市民病院は60超えて65ばっかりおるんだと、61か65ぐらいあると言われてきたですけれども。原因は大体わかっとるわけですね、はっきり言ってですよ。  そういう中で、収入は上がらなければ、人件費は一緒なら、余り変わらんわけですけれども。そこらあたりの物の考え方ですね。これは事務長として、当然、公営企業は入るを量りて出ずるを制すというのが基本原則ですから。もう入る銭より使う銭のほうが大きければ、収支のバランスを崩すことは当たり前の話です。  そこあたりを含めて、まず、私はその感覚が事務長にあるかないかわからんけど、きのうの入院患者と外来患者の総数は何人ですか、それぞれ何人か教えてください。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  外来患者数については数を把握しておりませんが、日々290名前後で推移をしております。入院患者数につきましては、昨日は66名ということで、2病棟、2階、3階、33名ずつで入院患者がいるというところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  90のベッドですね、それが66名ですから、大体8割以上の私はなけりゃ収支はとんとんにいかんと思うから、もはや現時点でも赤字だと。単日、1日でもですね。  そういうものが明確に出ておるわけですから、それは事務長はそればっかり考えるのが仕事、朝から晩までですね。で、うろうろしてないといかんわけですけども。そういう形を、ぜひ私はしていただきたい。先ほど言いましたように、固定観念を捨てて、そして先入観も捨てて、そしてやはり病院で最高経営者だという認識で、事業管理者がおるけれども事務長が最高事業管理者だという考えを持って、私は全体を見る力は持っておられるわけですから養って、隅々まで目が行き届かな私はいかんと思うからですね。ぜひ新年度、今からでもそれをしていただきたいと思います。  1つだけ私は言うんですけども、病院における職員充足の考え方、今回、提出される議案第25号にも問題点があるわけですね。私から言えばですよ。6年先の薬剤師を採用するのに、1,000万円ばかり金を突っ込むと、こういうわけですからですね。6年先に来るか来ないかわからんいう形のをする。だから今、それをしても、6年先しかできんわけです、採用が。そんなもう、看護師さんでもそうですけれども。  今、市民病院は定期採用はいつ時点で公募されるわけですかね。それは足らんからいつでもしとるということじゃない、定期募集はいつされるわけですかね。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  令和2年4月1日採用につきましては、10月に実施を行ったところでございます。看護師。                 (発言する者あり)  申しわけありません。令和2年度の採用試験につきましては、看護師の募集というのを少しやはり早めてほしいということがございますので、6月に一度計画をして、募集をかけて、7月か8月に採用試験を行うというような形で計画を立てたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  それでも遅いわけですがね。宮崎県ですら5月か6月にするんですよ。もう普通は大学の卒業生なんかも、3年生のときから採用試験するわけですがね。早くやればいいわけですがね。何で6月か去年の10月。おらんはずやもん。おってもこぼれ、言葉が悪いですね、こぼれいうと、大変失礼な言い方でした。済みませんでした。訂正いたします。いかんわけですからですね。私はやっぱり早目にいい人材を確保するなら、人より先に手を打たなきゃいかんと思うんです。市長、そげじゃないですか。私は市役所職員な、それはいろいろあるでしょうけれども。病院はおらんわけですから。他が手をつける前に早くやらにゃいかんですがね。わかりやすく言うただけの話ですよ。  だから、早目に手を打って、そして優秀な人材を早目に押さえておくと。そしてそれには支度金等、今、どうしても足らんなら、支度金等を募集時、内定した人には支度金を貸し付けるというかやるとか、何とかいう形でつなぎとめておくとか、そういう工面を私は考えるべきだと思いますが、考え方はどうですか。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  議員おっしゃるとおり、試験については早目早目にしないと、県立病院あたりも採用試験が早いようでございますので、また、そこと同時にできるような形で、ちょっとスケジュールを検討させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  やるというならやると言わないかんですがね、そん固定観念や先入観はもう捨てて。  それでは、初歩的な問題ですけれども、やっぱり病院の予算とか、それから条例、これはもう当然議会には市長しか提案権はないわけですね。予算編成権も多分私は市長やと思うけどもですね。  当然、病院で起きてくる予算とか人件費が高いというから病院の職員の採用、こういうものについては、当然、市と合議をされていくのが当たり前ですけれども、そういう形はどういう形になっておるのかですね。もう病院がやると言えば、もうすぐ認めるだけという形になるんですけれども、そこら辺はどういう形で、財務課長、どげなっちょっとですか。それと総務課長、答えてください。それぞれの分野で。 ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。  市長が予算を提案するという観点から、財務課の合議は必須事項としてお願いしているところでございます。ただ、その中の査定事項におきましては、繰出金等は査定をいたして調整をさせていただいておりますが、全体的な予算の編成においては、編成方針に基づいて病院において編成作業を行っているところでございます。  以上でございます。 ○総務課長(塔尾勝美君)  採用については、公営企業法の全面適用になっておりますが、全体的な職員管理という観点からは、採用についても総務課のほうと原則的には協議をいたしているということでございます。  以上です。 ○13番(福添忠義君)  名総務課長と名財務課長がおるにもかかわらず、今度の予算なんかは中身が非常にチェックが甘いねと、総務課長のチェックも甘いねというように、私はですよ、個人の意見を言わせてもらうなら、そういうチェックがですね、公営企業、事業管理者が病院の院長がおるんだから、みずからの責任でやってやから、私どもは何の言うとこがあろうかと、こういう形で反応をしとるような気がしてならんとですが、私の危惧にあってほしいわけです。ひとつ、ぴしゃっとですよ、これはもう串間のやはり1つの大きなあれですからですね、やはり目を開いてぜひ見とっていただきたいというように思います。  それから、病院に聞きますが、財務のみの適用から公営企業法の全面適用があって、3年が経過をしたわけであります。病院経営の裁量として、私どもは反対したですけれども、これがもうこれしかないと、こういう形で適用されたわけですけれども。  今、この分野、一部適用、病院の事務長で素直な意見として、一部適用から全面適用になった、その適用になった、今、どういう分析をされておるのかですよ。当時よか赤字がふえておって、厳しい状況にあるわけですけれども、これもあんたばっかりの責任でもないだろうけれども、いろいろな問題があるけれども、そこをどういうふうに認識されておるのか聞かせてください。 ○市民病院事務長(谷口勇人君)  お答えいたします。  一部適用から全面適用になりまして、採用等につきましては、柔軟に対応できることから、採算がとれる理学療法士等の採用はできたというふうには思っております。ただ、いかんせん、120床の病床のうち、稼働率が7割を切るような状態が2、3年続いて、3億円等の赤字も出てきて、全面適用になった効果というところは、その部分を勘案すると非常に厳しかったなというふうには感じております。
     以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  私は全面適用によって、赤字が拡大したというふうに分析をしておるわけですよ。言い方が悪いかしらんけどもですね、私はそれはもうそうです。だから私は財務課長と総務課長あたりにぴっしゃっと、中身を見ておいてほしいというのはそこであるわけであります。  4月から新しい病院長が赴任されるというような話を聞きます。大いに私は期待するものでありますし、病院は優秀な職員も数多くいらっしゃいます。全員がそうであると思います。一丸となって常に優しく温かい姿勢で患者に寄り添っていただきたい。このことを強くお願いするわけであります。串間市民の病気、けが、やはり新型コロナウイルス感染症も含めて、不安に十分こたえられるように、病院の職員の今後のますますの努力を強く要請をいたします。  次に、よかバスの問題ですけれども、同僚議員の質問等でもありましたが、大分理解はできますが、一向前に進んでいない。これはもう、最初買うたバスはもう古くなって切りかえをする時点になったわけですね。だからそのころから、このままじゃいかんどと、利用者が減るばっかりですよと、1週間に1回しか通らんようなところに乗る人がおろうかという形を問題提起をしてきたけれども、まだ全くそれが解消されていない。そしてきのうの、先ほど6番議員も言うたように、するするという形で言いよるけれども、まだせん。  これも去年、おととしからそう言ってるわけですから。いつから、あえて私は言います。免許の返納の問題等もありますけれども、きのうの新聞かきょうの新聞かじゃったけれども、田舎に住んでおれば、免許返納したいけれども、免許返納したら生活ができんわけですからですね、はっきり言って。だから、もうやっぱり免許は要るわけですよ。しかし、バスでも、せめて週に3回ぐらい動けば、私はある程度は用を足すなと思うけれども。週に1回で、自分が全く長距離歩けん人がもう計算したときに、足るはずがないわけですがね。  だから、私はもうそれができんのなら、中央に市営住宅か何かをつくって、その人をこっちに、もう移住させるか、これは言い方が悪いかしらんけれども、その人の住む権利がありますけれどもですね。そういう形をするか、しなければやっぱりそこに人がおれば、それを対応するのが行政の務めですからですね。やはりそこは私はもう十分そういうことも含めて、私は協議してほしいと思うんですが。  質問でもあったように、現在のよかバスのダイヤが市民ニーズに合ってるとは思ってないと、だから変えるんだと、こうなるわけですけどもですね。串間市における公共交通機関は、JR以外にはもうないと。市木に少し宮崎交通のバスがちらっとはおるけれどもですね。  市民ニーズに合うためのダイヤ改正をするんだというけれども、なぜできない、いつからするのかですよ。スピード感を持って対応しなけりゃいかんですが、するする言うちょってですよ。もう言いたくね、もう言いたくない、こんなことはですね。でも、ここおる議員は市民から聞かれれば、ああ、市役所が今検討して、すぐ計画をして、ダイヤを変えると言うちょるはずですよ、みんな聞かれたら。私も言うてますからですね。うそばっかりおまえ言うねと、こう言われるわけですから。ちっとは真面目にこの問題は取り組んでしてもらわな、もういかんわけですからですよ。  大変いろいろ問題があるじゃろうけれども、せめて試しでも、大束の隅々だけでも一遍、週に3回ぐらい集ようかねという形を、1カ月なら1カ月、2カ月なら2カ月、試しにやってみてくださいよ。乗る人が今よりふえたかふえんか。全部でけんのやったら、試行でですよ。  それは一遍にやるというから、できないけど、試行やからここだけやるがと。1週間に3回なら3回。1週間毎日と、それから3回とか。1回のとはデータがあるわけですから。一遍見てどうなのかですね、試してくださいよ、お願いします。  それから、安心のまちづくりの中で、特に防災の問題があります。災害は忘れたころにやってくると言われておったけれども、今は忘れる前にやってくるという言葉に変わったわけですね。それだけ頻繁に国内外、特に国内でも自然災害が発生しておるわけです。  中でも水害が多い。串間は流域が短いから余り大水害はないと言われておるけれども、昭和34年、あの大水害で串間の大束あたりの橋は全て一個も残らんぐらい流れてしもたというような大水が、上町は胸までつかったと、道路がですね。そういう大雨です。それから田口事件、長い間裁判沙汰になるぐらい、田口地区の耕地が埋没したと、こういうような状況もあったわけでありますから。決して流域が短いから水害が起きらんということはないわけであります。  だけど今後の対策への処方せんはどうなっておるのかですね。地震の問題等もありますし、津波対策でも、崎田と石波にタワーができたけれども、あれだけで足るのかですね。あれが利用されんことが一番いいわけですけれども。利用することを、来ることを待ってられんのやけども、来んほうがいいとですけれども、そういうことはどうなっとるのかですね。  それから、私は、やはりさっき病院の問題もありましたけれども、やっぱり災害対策拠点施設という形で、私は整備をする必要があると思うんです。だから、市民病院を中心に、体育館、それから運動公園、またあそこあたりに消防署等を移転させて、そして願わくは私はもう志布志やら日南やら広域化するわけです、災害は。やっぱりヘリポートぐらいつくって、そしてやはりそういうような対策がとれるように。そして願わくは病院を充実させて、DMATですか、こういうものができるような、そのあたりぐらいのやっぱり構想を持って、私はぜひ安心・安全のまちの中に取り組んでいただきたい。そのことを、あした、あさってはできんでしょう、DMATなんかは。しかしそれを望むと、それをやると、市民のため、広域の医療のために、災害対策のためにやるというぐらいの熱意と、それがなければ、私はいかんだろうというふうに思っていますから、ぜひそういうことも含めて議論をぜひしていただきたいと思います。  それから、産業振興についてでありますが、米中の貿易摩擦、日韓の政治問題、消費税増税等による経済の落ち込みに加えて、御承知のように、中国で発生したコロナウイルスによって世界経済を含めたさまざまな困難を引き起こすことはさっき述べたとおりであります。その影響はリーマンショックをしのぐ状態だとも言われております。全く先が見えない、見通せないわけですけれども、長引けば世界恐慌に発展するかもしれないと心配する声もあります。  串間においても、既に農業と観光と、特に市内の飲食業等にその影響が出ておるわけであります。特に、畜産に大きな影響が出ていると思いますが、どのように認識をしておるのか。  芋が悪くて、畜産は今まで好調やったと。しかし一挙にこれが冷え込んでくるというような状況があるわけですけれども。どのように、枝肉相場も下がっておる。来週、11、12日には子牛競り市があります。私は少なくとも15%か20%下落するだろうというふうに見ておるわけですけれども。下がらんほうがいいんですよ。下がっている。枝肉が、それはもう30%も下がっとるわけです、値段が。20万円から30万円。だから当然、私はそれは連動しちょる問題ですよ。  この議場の中にも、多分そっちの上肉、今まで食うたこともないような肉を、この1カ月ぐらいの間に、口にされた方がたくさんいらっしゃるんだろうと思うんです。それはなぜかといったら、神戸牛、松坂牛あたりを、売れんと、向こうが。どこも中国もいけん、外国、アメリカもいけん、インバウンド、中国人が来んから消費がないと。売れないから串間あたりの素牛の生産者が助けてくれと、消費拡大という形で、30万円、40万円、多分相当額の牛肉を、松坂牛を買うておると思うんですよ。それは議員も多分、何人かには口に入ったと思うけれどもですね。世の中にはこんな肉もあっとやねというふうに、私もちっと食べてみたら、そんな感じがしたんですけれども。そういう形でありますけれどもですね。そういう影響が出ておるわけですよ。  課長、どげなふうに、宮崎牛だけは串間はよかと思いよったのが、これでいくと大変なこれは経済の落ち込みになる感じがするわけですけれども。課長としてどういう認識ですか。対策も含めて。 ○農業振興課長(武田英裕君)  お答えいたします。  畜産、枝肉相場が下がっているというお話がありましたけれども、海外観光客が激減しているということで、そういった意味での高い牛肉等が売れていない状況はあるのだと思っております。  1月の近隣の子牛競り市においては、12月よりも上がっているという一方で、なぜか枝肉は下がっているけれども、子牛価格は上がっているという状況もあるようでございますので、今月11日、12日が南那珂での子牛競り市になっておりますので、その辺の状況も見ながら、今後対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  枝肉相場が下がっているというけれども、黒毛和牛の去勢のA5は、東京、大阪、福岡は何ぼになってる、キログラム、枝肉、何ぼ下がっとるですか、何ぼにきのうの値段はなっとると思いますか。 ○農業振興課長(武田英裕君)  お答えいたします。  申しわけありません。今、現状、数字等を持ち合わせておりません。A5で、現状、キロ2,400円程度ということでございます。どれぐらい下がっているかというのは、今ちょっと手元にありませんので、また、後ほど答弁させていただきたいと思います。 ○13番(福添忠義君)  どうか、担当課長ですからですね、毎日、宮日等でも出ておるわけですから、見ていただきたいと思います。  一番ピークのときは3,000円しちょったわけですからですね。2割下がっちょるわけですよ、今でもですね。だから今後ますます下がるだろうと言われておりますから、だぶついておるわけですからね。特に、特に上物はですね。下はもう食うわけですけれどもですね。そういう状況でありますから、遺漏のないように、私は対応をしなければいかんと思いますから、お願いをしておきます。  それから、特に観光業の影響ですけれども、特に10年前に口蹄疫が宮崎県は発生したわけですね。これはこっちでは発生せんかったわけですけれど、宮崎以北が相当、30万頭、豚と牛で焼却されたわけでありますけれども。  そういう中で、非常に影響があったわけですね。ここまでも冷え込まないかんかというぐらい、宮崎県の経済はもうそれこそ息の根がとまるぐらい冷え込んだわけであります。特に競り市も開かれないというような形で、産業は本当にあえいだ1件があるわけでありますけれども。  私は、先週、28日金曜日、行きつけの居酒屋に行って、カウンターに座ってマスターと話ししながら、福添さん、もうこれ見てください。安倍さんが学校休校すると言うだけで、もう入っていた団体の客が、もう3件、きょうでキャンセルですがと。こういう話ですよね。だから、それはわかるって気もするけども、その大人数の集会とかそげなんとはいかんのやけど、カウンターに1人、2人座っとまで規制をするのかというとこまでいくと、私はやっぱり非常に及ぼす影響が、宮崎県、出ちょらんからそういうことが言えるわけかもしらんけれども、私は十分そこあたりは、口蹄疫では非常に市役所職員に、また出たらいかんどとか、県庁職員で出るといかんどとかあったわけですよ。だから、そこあたりは含めて、やはり過度な自粛ムード等は、やはり対策は、もちろん目こぼれがあったらいかんけれども、ぜひ私は頭に入れて、お願いをしたいというふうに思っておるのでございます。  次に、今議会はもうできましたけれども、都井岬交流館、それから本城いこいの里、高松公園、吉松家前の公園等がいよいよ新年度に供用開始になるわけであります。私はオープンに際して、気をつけなきゃならないことは、私は担当課長あたりによくお願いをしたいのは、供用開始を急ぐ余りに、やはり遺漏があってはいかん、遺漏が発生しない十分時間をとって、万全体制で供用開始ができるように、ぜひお願いをしたいものであります。でないと、温泉なんかは、病気も前あった、細菌が発生した、長い間、配水管等は使ってないわけですからですね。そこあたりの洗浄等も十分して、あら、しもたとかいうことがないように、念には念を入れてひとつ対策をして供用開始をぜひお願いをしたいと、そのように思っておるところであります。  それから、私も最後になりますけれども、第五次総合計画の総仕上げの年であります。第六次計画の策定の年に、新型コロナウイルスの発生が重なって大変な御苦労が伴うと私は思っております。大変御苦労さんです。今日まで培ってこられました市職員全員の英知を総結集して、先ほど言いましたように、固定観念にとらわれず、先入観を捨てて、市長を先頭に串間の再生元年の旗を高く掲げて、市民の期待にこたえていただきますようにお願いをするものであります。  また、この3月末日をもって定年退職される酒井さん以下8名の皆さんは、長い間公務員生活お疲れさまでした。退職後の人生も捨てたものじゃ私はないと思います。どうか健康に十分留意されて、残された人生を大いに楽しんでいただきたいと思います。頑張っている後輩もたまには見に来ていただいて、温かく見守ってほしいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(中村利春君)  以上で、13番福添忠義議員の質問を終わります。  この際、お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決定いたしました。  あすは、午前10時から本会議を開いて、一般質問を続行いたします。  本日は、これにて延会いたします。  (午後 4時28分延会)...